ソフィアはまだ赤ん坊だった頃、お隣に住む、ゴールドマンおばちゃまに帽子を編んでもらいました。少し大きくなった今は、おばちゃまのお手伝いをしています。
「ぼうしをかぶると、あたまもこころもぽかぽかになって、しあわせなきもちになるでしょ?」
そう言ってみんなのために、いつもたくさんの帽子を編んでいるゴールドマンおばちゃまは、犬のお散歩の時、耳が真っ赤になるほどに寒そうにしていて、帽子を被っていないことに、ソフィアは気がつき、心配でたまりません。 ソフィアはそんなゴールドマンおばちゃまに素敵なプレゼントを思いつきます。
大好きな人に喜んでもらいたい、というひたむきな心で、せっせせっせと毛糸を編むソフィアの姿が丁寧に描かれ、読み終わった後には温かい毛糸のように、じーんと心が温まります。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
おとなりにすむゴールドマンおばちゃまはとっても編み物が上手。みんなのためにせっせとぼうしを編んでいます。 そんなやさしいおばちゃまのためにソフィアはぼうしを編みましたがでこぼこの穴だらけになってしまいました。 でも、すてきなアイディアでせかいに一つだけのとってもすてきなぼうしに! 心もあたたかくなるお話です。 ぼうしの編み方とポンポンの作り方も紹介しています。
図書館の「冬の絵本」コーナーで見つけました。
編み物上手で、みんなに帽子を編んでくれるゴールドマンおばちゃま。人にあげるばかりで自分の帽子がないのを心配したソフィアが、苦手な編み物に挑戦します。
ソフィアが心を込めて編んだ帽子は、きっとおばちゃまの心と体を温めてくれたことでしょう。
なんだか読んでる私もポカポカと温かな気持ちになれました。
編み物がしたくなります。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子12歳、男の子10歳)
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