ねむたいよう、ワン。いぬもねんね。ねむたいよう、ニャーン。ねこもねんね。めんどりもひよこも・・・そして「もうねんね モモちゃんもねんね おめめがねむたいよう」。ねむそうなお顔が愛らしくて、読むこちらもついついつられてあくびが出そう。松谷みよ子さんの「おめめつぶって くうくう ねんね」「おめめつぶって とろとろ ねんね」繰り返しのリズムに揺られている気分になります。 『いないいないばあ』と同じコンビ、松谷みよ子さんが文を書き、瀬川康男さんが絵を描いています。『いないいないばあ』で動物たちがぱっちりおめめで「ばあ!」をしていたのとは対照的に、本書ではだあれもおめめをあけていませんよ。ねむくてねむくてもうおめめが閉じてしまったお顔ばかり。最後は「みんなねんね おやすみなさい」。・・・お布団で読んであげたいなあ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
いぬもねんね、ねこもねんね、めんどりも、ひよこも、モモちゃんもねむたいよう。おやすみなさい。
心地よい眠りへと誘ってくれる本です。
娘がまだ1歳前から、じっと絵を見て、身動きもせずに
耳を傾けて聞いていました。
日本語の響きっていいね。「もうねんね」ママがそう言うと、
自然に眠たくなるね。
ママの気持ちがゆったりしているからかな。
母国語で娘に語りかけられるしあわせ。
これからもずっとこの子に日本語で話したい、と
強く思いました。
この本の中に出てくる女の子の名前も「モモちゃん」ですが、
娘は今、同じ作者の「ちいさいモモちゃん」に夢中です。
まだついきのう生まれたばかりだと思っていたのに・・・。
「もうねんね」の本は、赤ちゃんにおすすめの絵本ですが、
赤ちゃんのお母さんにも、「今の時間を楽しんでくださいね」と、
ほんのちょっとだけ“先輩”ママとして、一言。 (ガーリャさん 30代・ママ 女の子3歳)
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