かよた

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かよたさんの声

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あまりおすすめしない 写実的で繊細な絵   投稿日:2011/08/21
せかいはいったいだれのもの?
せかいはいったいだれのもの? 作: トム・ポウ
絵: ロバート・イングペン
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
図書館でたまたま見つけた絵本です。
写真かと見間違えたほど写実的で繊細な絵に惹かれて、その場でページをめくりました。

せかいってなあに?だれのためにあるの?
森の奥で、草原で、海の中で…子どもが親に問いかけます。

世界は広く、いろんな生き物がいて、私たち人間が知らない世界もたくさんあるのだということを教えられた気がします。
子どもが寝る前にベッドの中で読んであげたい…そんな絵本です。
ただ…人間だけが『おまえのためにある』と答えないところに、人間のおごりのようなものを感じてしまいました。
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なかなかよいと思う 季節の移り変わり   投稿日:2011/08/18
木のうた
木のうた 作: イエラ・マリ
出版社: ほるぷ出版
言葉のない絵本。
1本の木を中心として、その周りに生きる動物や植物たちが描かれています。普段あまり意識していない視点から、季節の移り変わりを楽しむことができると思います。

読み聞かせとして言葉をかけてあげるのも良いし、お子様が絵を見て自分でページをめくっていくのを見守るのも良いのではないでしょうか。きっと何かを感じ取ってくれると思います。

この絵本に書かれている唯一の言葉はタイトル。
国によっていろいろなものがつけられているようです。
イタリア語では『L’ALBERO(木)』
フランス語では『l’arbre le loir et les oiseaux(木とヤマネと鳥)』
ドイツ語では『Ein Baum geht durch das Jahr(木は時を経て)』
そして日本語では『木のうた』
訳に自信はないのですが…私は日本語のタイトルが一番好きです。
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ふつうだと思う 道徳的な教えと自然の厳しさ   投稿日:2011/08/16
世界のお話傑作選 十二の月たち
世界のお話傑作選 十二の月たち 再話: ボジェナ・ニェムツォヴァー
文・絵: 出久根 育

出版社: 偕成社
暗い色使いにもかかわらず、あたたかい雰囲気のする表紙に惹かれて、図書館で借りてきました。
このイラストを描いたのは出久根育さん。ブラティスラヴァ世界絵本原画展にてグランプリを受賞したことがある方だそうです。

継娘マルシュカがいじわるな母娘に無理難題を押し付けられるというスラブ民話。
ある寒い冬の日、マルシュカは森でスミレを摘んでくるようにといいつけられます。山の頂上にはたき火を囲んで座る、12人の男たち。男たちの力を借り、マルシュカはスミレを摘んで家に帰りますが…。

シンプルなお話ですが、その中に道徳的な教えや自然の厳しさが描かれています。分かりやすい内容なので、読み聞かせにもピッタリだと思います。
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なかなかよいと思う 映画のワンシーンのような絵   投稿日:2011/08/15
ゆきのまちかどに
ゆきのまちかどに 作: ケイト・ディカミロ
絵: バグラム・イバトゥリーン
訳: もりやま みやこ

出版社: ポプラ社
作者のケイト・ディカミロさんは、2004年に『ねずみの騎士デスペローの物語』でニューベリー賞を受賞したアメリカの児童文学作家。
有名な方ですが、私はこの絵本がケイト・ディカミロさんの作品だとは知らず、図書館で優しく美しい表紙に一目惚れして借りてきました。

少女フランシスは、窓から見えるオルガン弾きの老人と小猿が気になって仕方ありません。クリスマスの日、フランシスは劇を見に来てほしいと老人を教会へ誘いますが…。

映画のワンシーンのようなバグラム・イバトーリーンさんの絵が素晴らしい。ページいっぱいに描かれたその美しい絵に、ため息さえこぼれてしまいます。
最後のページでは、誰もが自然と笑顔になれると思います。
大人になることが悪いことばかりなわけではありませんが、子どもの心を理解できる大人が一番素敵なのかな…と考えさせられました。
華やかな感動ではなく、読んだ後にじんわりと心が温まるようなお話です。
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あまりおすすめしない それぞれの気持ち   投稿日:2011/08/15
せかいでいちばんすてきなないしょ
せかいでいちばんすてきなないしょ 作・絵: クリフ・ライト
訳: おかだよしえ

出版社: Gakken
原作はクリフ・ライトさんの『The Three Bears』
日本語版のタイトルとは随分違うのですね。
翻訳されたのは岡田好恵さん。絵本や児童書の翻訳を数多く手がけていらっしゃる方だそうです。

しろくん、くろくん、ちゃいろくんはクマの仲良し3人組。ある日、嵐でちゃいろくんが怪我をしてしまい、家も壊れてしまいます。しろくんとくろくんはその日から「ないしょ」のあることを始めます。

絵がとっても素敵。可愛いだけではなく、暖かさを感じる絵です。
自分だけ仲間はずれにされてたと怒るちゃいろくん。
ナイショで喜ばせたいしろくんとくろくん。
どちらの気持ちも分かり易く、共感しやすいので、読み聞かせにも良いかもしれません。
個人的には、ちゃいろくんの怒る様子があまりにも可哀想なので★2つ。
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なかなかよいと思う かの有名なピーターラビットのお話   投稿日:2011/08/10
ピーターラビットのおはなし
ピーターラビットのおはなし 作・絵: ビアトリクス・ポター
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
かの有名なピーターラビットのお話。ビアトリクス・ポターさんが、教え子の息子に送った絵はがきを元に作られた絵本です。

あるところに4匹の小さなうさぎがいました。いたずらっこのピーターはお母さんの言いつけを破り、マグレガーさんの畑に忍び込みます。
マグレガーさんに見つかったピーターは、命からがら逃げ帰るのでした。

ピーターラビットはもちろん知っていましたが、お話を読んだのは初めて。
シンプルなストーリーですが、少し棘があって、発刊から100年以上経った今でも古さを感じさせないお話です。長い間愛され続けてきた理由は、ただ可愛いからではないのですね。
最後に出てくる『かみつれの煎じ薬』というのはカモミールティーのこと。お話の中でこんなふうに自然にハーブティーが出てくるのは、やはりイギリス文化の中で生まれたお話ならではです。
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あまりおすすめしない 池に映る小さな世界   投稿日:2011/08/10
小さな池
小さな池 作・絵: 新宮 晋
出版社: 福音館書店
作者の新宮晋さんは、風や水で動く作品で世界的に有名な彫刻家。
この絵本は、アトリエにある池をモチーフに描かれた作品だそうです。

『小さな池が見えますか?』
流れる雲、飛ぶ鳥、池に浮かぶ葉、降り注ぐ雨、泳ぐ魚の影。
小さな池に映るさまざま風景が、細やかに描かれています。

池に映る小さな世界を眺めていると、自分が鳥にでもなったような不思議な感覚になります。
言葉がない分、想像力が刺激され、読む人によっていろいろな感じ方ができる絵本だと思います。小さいお子様には『池に映っている』というのが分かりにくい部分があるかもしれませんので、多少の説明があった方がいいのかもしれません。
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なかなかよいと思う いくつになっても楽しめる   投稿日:2011/08/09
どろんこハリー
どろんこハリー 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
原作はジーン・ジオンさんと、その妻マーガレット・ブロイ・グレアムさんの『Harry the Dirty Dog』
1956年に発売されて以来、多くの子どもに愛されてきたベストセラーです。

黒ぶちのある白い犬、ハリーはお風呂が大嫌い。
ブラシを隠して遊びに行きます。
あちこちで遊び、家に帰る頃には白いぶちのある黒い犬。家族は誰もハリーに気付いてくれません。

先の展開が分かってしまうほどシンプルなストーリーなのに、なぜかワクワクしてしまう素敵な絵本。
読み聞かせにぴったりだと思います。
泥だらけになって遊ぶ姿も、一生懸命芸をする姿も、とても可愛らしい。お風呂が好きになったのかと思えば、やっぱりブラシは隠してるという最後のところが大好きです
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自信を持っておすすめしたい 時間が持つ癒しの力   投稿日:2011/08/09
くまとやまねこ
くまとやまねこ 作: 湯本 香樹実
絵: 酒井 駒子

出版社: 河出書房新社
作者である湯本香樹実さんは、日頃から自分が持っている、時間に対する信頼と感謝の念がこのお話のもとであると言います。

ある日、仲良しのことりを亡くしたくま。暗く閉め切った部屋に閉じこもってしまいます。やがてやまねこと知り合い、新しい輝く時間を見つけていきます。

感動とか、切ないとか…そんな簡単な言葉では言い表せない絵本。
特にくまが森のなかまに箱の中のことりを見せるところ、その後、部屋に閉じこもってしまうところは、苦しい程に胸が痛くなりました。
誰もがこの絵本の中のくまであり、森のなかまであり、やまねこなんだと思います。
『くまとことり』ではなく、『くまとやまねこ』というタイトルがつけられているところにも、作者である湯本香樹実さんの時間に対する想いがこめられている気がします。
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なかなかよいと思う ドキドキ感   投稿日:2011/08/09
ベンジャミン バニーのおはなし
ベンジャミン バニーのおはなし 作・絵: ビアトリクス・ポター
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
第1作「ピーターラビットのおはなし」の続編。

マグレガーさんの畑に置いてきた水色の上着を、いとこのベンジャミンバニーと一緒に取り返しに行きます。服を取り返した後、タマネギを盗んで帰ろうとしますが、マグレガーさんの猫に捕まってしまうのです。

表紙に使われているベンジャミンの絵は、『本は読んだことないが知っている』という方も多いのではないでしょうか。
私もその1人で、まず、表紙のうさぎが男の子だということに驚きました。
細かな描写が多く、ピーターと一緒に冒険しているようなドキドキ感を味わうことができます。2人を助けにきたベンジャミンの父は、猫よりも強く、まるでヒーローのよう。私は第1作よりもこちらの方が好きです。
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