かよた

その他の方・40代・

  • Line

かよたさんの声

75件中 41 〜 50件目最初のページ 前の10件 3 4 5 6 7 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 暖かい色使いの優しい絵   投稿日:2011/09/03
チャッピィの家
チャッピィの家 作: いまい あやの
出版社: BL出版
2006年ボローニャ国際絵本原画展入選作。
暖かい色使いの優しい絵がずっと気になっていた絵本です。

3人の家族と一緒に暮らしている、犬のチャッピィ。
いつの頃からかみんな忙しくなり、かまってもらえなくなります。
そこで自分の居場所を求めて家出をすることにしました。

家出をするのに自分の小屋を持って行く姿が可愛らしい。
家に帰ってきたチャッピィの後ろに飾ってある絵、そしてチャッピィが何やら本を読んでいる最後のシーン。
実はこれはチャッピィが読んでいる本の物語…?それは考え過ぎでしょうか。
不思議なお話だと思いました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う コミカルな絵本   投稿日:2011/09/03
どうぶつにふくをきせてはいけません
どうぶつにふくをきせてはいけません 作: ジュディ・バレット
絵: ロン・バレット
訳: ふしみみさを

出版社: 朔北社
動物に服を着せてはいけない理由が、コミカルに描かれています。
説教臭いものではないので、ペットに服を着せる派・着せない派どちらの方でも楽しめると思います。もちろん子どももこういうお話は大好きだと思いますよ。

私のお気に入りはひつじとカンガルー。
ひつじは、原材料はひつじの毛であろうと思われるセーターを本人が着てしまっているというのがツボです。
そしてカンガルーは、ポケットに入っている子どもとお母さんの顔が本当に迷惑そうで、思わず笑いが出てしまいます。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 繋いでいくもの   投稿日:2011/09/02
※ルリユールおじさん
作・絵: いせひでこ
出版社: 講談社
この本でルリユールという仕事を初めて知りました。
ルリユールは壊れた本を直してくれる製本職人で、フランスならではの職業だそうです。

ソフィーのボロボロになってしまった植物図鑑。
町の人からルリユールのところに行けばいいと聞き、ある路地裏の工房を訪ねます。

おじさんの話そっちのけで植物の話をするソフィーと、静かに仕事の話をするルリユールおじさん。
対照的に描かれている2人がとても印象的でした。
ルリユールが本当に繋いでいくもの。それは時代や世代といった時の流れなのかもしれません。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 無邪気な子うさぎたち   投稿日:2011/08/31
フロプシーのこどもたち
フロプシーのこどもたち 作・絵: ビアトリクス・ポター
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
『ベンジャミンバニーのおはなし』に登場していたベンジャミン。
やんちゃな子うさぎだった彼がすっかり大人になり、6匹の子どもたちのパパになっています。ちなみに奥さんはピーターの妹フロプシー。

レタスを食べ過ぎて、まるで睡眠薬を飲んだように眠ってしまった子うさぎたち。それを見つけたマグレガーさんは、子うさぎたちを袋に入れて連れて帰ろうとします。

ピーターラビットのシリーズ全てに言えることかもしれませんが、シンプルなストーリーなのに可愛らしい絵と独特な語り口、そして小さなトゲによって他のお話とは違う『ピーターラビットワールド』が広がっています。
その中でもこの作品では、ふさふさとした子うさぎがみもの。
私が一番好きなのはマグレガーさんが袋に入れる場面の挿絵。
マグレガーさんの大きな手と、その中で眠る子うさぎ。危険な状況なのに、すやすやと眠っている無邪気さがとても微笑ましく思います。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 自然との共存   投稿日:2011/08/27
パセリともみの木
パセリともみの木 作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: ふしみみさを

出版社: あすなろ書房
何十年も読み続けられている『マドレーヌ』シリーズのルドウィッヒ ・ベーメルマンスさんの絵本。

もみの木といえばクリスマスツリーとして有名な木。まっすぐ天に向かって伸びていく木ですが、このお話に出てくるもみの木は少し違っています。
崖の縁で育ち、その身を守るため這うようにねじまがって大きくなりました。
そしてもう1人の主人公パセリは、このもみの木に住みつき共に育った大シカです。
ある日パセリの家族が草を食べているところを狩人に狙われてしまいます。

森の生き物たちが平和に暮らすことの喜びが深く感じられる絵本。
このもみの木とパセリに限らず、生き物たちはみんな支え合いながら生きているのですね。
このお話では、森林伐採についてはある程度肯定されていますが、狩猟については厳しい見方をしているようです。
森から自然の恵みをいただくこと、森に踏み込み自然を破壊すること。どこまでが自然との共存になるのか。難しい問題だと思います。
双眼鏡を覗くパセリの姿がちょっぴりユーモラス。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 大人になるということ   投稿日:2011/08/27
ちいさなちいさな王様
ちいさなちいさな王様 作: アクセル・ハッケ
絵: ミヒャエル・ゾーヴァ
訳: 那須田 淳 木本 栄

出版社: 講談社
この本と初めて出会ったのは中学生の頃だったと思います。
本屋さんで見つけ、表紙の絵に惹かれて購入しました。
当時の私は本を読む習慣が全くなかったのですが、そんな私が購入してしまう程、ミヒャエル・ゾーヴァさんの絵に心奪われてしまったのです。

ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。
どうやら王様の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。

中学生の時に持っていたものは今は手放してしまったのですが、図書館で見つけて懐かしくなりました。
大人になって読んでみると、また感慨深い。
大人になるって何だろう。単に年を重ね、体が大きくなり、知識を蓄えていく。それだけで大人になったと言えるのか。そんなことを考えさせられます。
参考になりました。 4人

なかなかよいと思う これぞ昔話   投稿日:2011/08/27
ふしぎなしろねずみ
ふしぎなしろねずみ 作: チャン・チョルムン
絵: ユン・ミスク
訳: かみやにじ

出版社: 岩波書店
ちょっぴり奇妙で不思議なしろねずみ。
おばあさんはしろねずみを追いかけていきますが、しろねずみは石垣に入って出てこなくなってしまいました。
家に帰ったおばあさんは、目を覚ましたおじいさんから不思議な話を聞きます。

日本の伝統的な昔話と雰囲気がとてもよく似ていると思います。
私自身はこれぞ昔話といったお話の流れが好きですので、このお話も親しみやすくてお気に入りです。
韓国ではねずみは良いイメージを持たれているようですね。
しろねずみがそんなとこから!?という驚きはありましたが、このお話の元になったものが『魂ねずみ』という題で語られていたということを考えると、納得できる部分があります。
読み聞かせにもぴったりの絵本だと思います。
参考になりました。 0人

よいと思わない 生きているもののあたたかさ   投稿日:2011/08/26
だんろのまえで
だんろのまえで 作・絵: 鈴木 まもる
出版社: 教育画劇
雪降る山の中で迷ってしまったぼく。
疲れ果てた少年は、ドアのついた大きな木を見つけます。
そこには、暖炉をかこむ動物たちがいました。

オレンジを基調とした色使いが、生きているもののあたたかさを感じさせます。
身体が休まる場所、そして心が安らぐ場所。
『疲れたら休めばいいんだ』
うさぎの言葉に胸がすっと軽くなった気がしました。

私がお話の真意を掴めていないだけかもしれませんが…個人的にはダイレクトにメッセージが書かれているものが好きではなく、物足りなさを感じたので★1つ。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 初めての洋書にぴったり   投稿日:2011/08/26
Brown Bear、 Brown Bear、 What Do You See?(洋書) ハードカバー
Brown Bear、 Brown Bear、 What Do You See?(洋書) ハードカバー 作: ビル・マーチン
絵: エリック・カール

出版社: Henry Holt & Company
… … What do you see? I see a … looking at me.
この言葉の掛け合いで、いろいろな色の動物たちが登場します。

使われている言葉が易しく、語数も少ないので、初めての洋書にぴったりの絵本。
言葉がとてもリズミカルで、子どもならすぐに暗唱してしまうと思います。
ページいっぱいに描かれたエリック・カールさんの絵…力強く、迫力があります。本当に大きく描かれていますので、おはなし会などにも無理なく使うことができそうです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 『しろねこ』を探す旅   投稿日:2011/08/26
100万回生きたねこ
100万回生きたねこ 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
100万回も死んで、100万回も生きた猫。
100万人の人が猫の死に涙しましたが、猫は死ぬのなんか平気でしたし、泣いたこともありませんでした。
ある時、猫は誰の猫でもない野良猫となり、一匹の白猫に恋をします。

小さい頃に読んだことのある絵本。
その頃の印象は『なんだか怖い本』でした。
何がどう怖かったのかは今となってはもう覚えていないのですが…。

大人になって改めて読んでみて、このお話を少し理解できた気がします。
お話の最後、ねこはもう決して生き返らないのですが、それでもねこに『よかったね』と声をかけてあげたくなりました。
愛するものができ、守るべきものができるということを、弱いと感じるか強いと感じるか、またそれを幸せと感じるか不幸と感じるかは人それぞれだとは思いますが、皆そんな『しろねこ』を探す旅をしているのかもしれませんね。
参考になりました。 0人

75件中 41 〜 50件目最初のページ 前の10件 3 4 5 6 7 ... 次の10件 最後のページ

ねこねこ日本史シリーズ 累計190万部突破 日本一かわいくて学べる歴史マンガ

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット