かよた

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かよたさんの声

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なかなかよいと思う ベッドの中で   投稿日:2011/08/25
ねむい ねむい おはなし
ねむい ねむい おはなし 作・絵: ユリ・シュルヴィッツ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
この絵本の作者ユリ・シュルヴィッツさんは1969年と2009年にコールデコット賞、1998年にコールデコット賞オナーブックを受賞した絵本作家。

ねむいねむい夜、みんなが寝静まった頃に、どこからか楽しい調べが聞こえてきます。
みんな目を覚まし踊りだしますが、やがて楽しい調べはだんだん小さくなって消えていく。
するとまた、ねむいねむい夜がやってくるのです。

ブルーグレーの柔らかな絵が印象的。
木も家も、テーブルもイスも、壁にかけてある絵までもがみんな本当に眠そう。
読んでいるうちにこちらにまで『ねむいねむい』の空気が漂ってきます。
ベッドの中での読み聞かせにぴったりだと思います。
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自信を持っておすすめしたい 言葉と絵のハーモニー   投稿日:2011/08/24
もぐらのバイオリン
もぐらのバイオリン 作・絵: デイビッド・マクフェイル
訳: 野中 ともそ

出版社: ポプラ社
地面の下に住むもぐらは、楽しいけれど何か物足りない…そんな毎日を過ごしていました。
ある日、美しい音楽に出会います。
それからというもの、もぐらはバイオリンを毎日練習するようになります。そしていつしか、たくさんの人の前で演奏することを夢見るようになるのです。

誰かが聴いているから美しい音楽を奏でるわけではなく、心を込めた音楽を奏でているから誰かに届く。
音楽だけではなく、すべてのことに当てはまるのではないでしょうか。
誰かの反応や見返りを期待した行動より、何気ない行動を他人は評価し、またそれによって心動かされたりするものだと思います。

絵本の表現力が最大限に生かされた作品だと思います。
まさに言葉と絵のハーモニー。
アメリカでは人気のある絵本だそうです。日本ではあまり有名でないことがとても残念…本当に素晴らしい絵本なのに。
私は図書館で借りてきて読みましたが、手元に置いておきたいので、購入しようと思っています。
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ふつうだと思う どちらも必要な存在   投稿日:2011/08/23
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
オランダの絵本作家レオ・レオニさんの絵本。
有名な方なので名前はもちろん知っていましたが、実際に絵本を読むのは初めて。眠そうなねずみの表紙がいつも気になっていたので、図書館で借りてきました。

5匹のねずみの冬支度。みんなせっせと食料を集めて働きます。
でも、フレデリックだけはじっとして動こうとしない。
フレデリックが集めたものは、冬に楽しい時間をもたらしてくれるものだったのです。

とうもろこしに木の実、小麦やわらを集める4匹のねずみ。
お日様の光や色、言葉を集めるフレデリック。
どちらが偉いわけでもなく、どちらも必要な存在。
きっと5匹はこれで上手にバランスがとれているのですね。
読んだ後、周りの人に優しくしたいなと感じるような絵本でした。
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なかなかよいと思う カラフルでダイナミックな絵   投稿日:2011/08/23
はらぺこあおむし
はらぺこあおむし 作: エリック・カール
訳: もり ひさし

出版社: 偕成社
独特なコラージュ手法が特徴的で、『絵本の魔術師』といわれている絵本作家エリック・カールさんの代表作ともいえる絵本。

あおむしが蝶になるまでの様子が色彩豊かな絵と、楽しい仕掛けで表現されています。

お話はシンプルなものですが、エリック・カールさんのカラフルでダイナミックな挿絵と合わさって、とても読み応え(見応え)のある作品です。
人気のある絵本なので、いろいろなサイズのものが出版されています。
おすすめはやはり大きなサイズのもの。持ち運びはできなくなりますが、エリック・カールさんの絵は大きなサイズでこそ、その魅力が最大限に発揮されるように思います。
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ふつうだと思う 理屈抜きに楽しめる   投稿日:2011/08/23
かいじゅうたちのいるところ
かいじゅうたちのいるところ 作: モーリス・センダック
訳: じんぐう てるお

出版社: 冨山房
モーリス・センダックさんの代表作。1964年にコールデコット賞を受賞した作品です。
2010年にはスパイク・ジョーンズ監督による映画も公開されましたね。

ママに怒られて寝室に閉じ込められたマックス。
しかし、その寝室が野原や海に変わり、マックスは航海を始めます。
そして、たどり着いたのはかいじゅうたちのいるところ。

奇妙だけど、なぜか憎めないかいじゅうたち。何度も手に取ってみたくなる絵本です。
ちょっと生意気な感じがしてしまうマックスも最後には自分の家に帰っていく…なんだか可愛らしく思えました。
理屈抜きに、楽しめる絵本だと思います。
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ふつうだと思う 男の子が言えた言葉   投稿日:2011/08/23
やめて!
やめて! 作・絵: デイビッド・マクフェイル
訳: 柳田邦男

出版社: 徳間書店
デイビッド・マクフェイルさんの『もぐらのバイオリン』という絵本が大好きで、他の作品も読んでみたくなり、図書館で借りてきました。

男の子はある決意を抱いて手紙を書き、町へと出かけていきます。
爆弾を投下する戦闘機、建物を爆撃する戦車、戦闘服を着た兵士たち。
そして男の子が発したのは『やめて』の一言でした。

私は戦争体験者でありませんので、想像でしかなく、説得力もないと思うのですが…
誰かを傷つけたから加害者、傷つけられたから被害者。
そんな単純なことでなく、戦争ではみんなが被害者であり加害者であるのではないでしょうか。
男の子が言えた言葉を、私たち大人は言えるのか…深く考えさせられるお話でした。
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なかなかよいと思う 毎日を大切に   投稿日:2011/08/23
きょうというひ
きょうというひ 作: 荒井 良二
出版社: BL出版
この絵本で初めて荒井良二さんという方を知りました。
スウェーデンの児童少年文学賞であるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した作家さんだそうです。

きょうというひに少女が、雪で小さな家をたくさん作り、その中にロウソクをひとつひとつ灯していきます。
そして、きえないように…きえないように…と祈ります。

絵本というよりも詩集のようで、シンプルだけど言葉の響きがとても美しい本でした。
ストーリー性があるわけではないので、それを期待して読んでしまうと物足りなさを感じてしまうと思います。
『きえないように きえないように』という繰り返しが、頭の中にあるごちゃごちゃしたものたちをすぅっと消してくれるような、不思議な気分になります。
毎日を大切に生きていきたい…そう思える絵本です。
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なかなかよいと思う リズミカルな言葉たち   投稿日:2011/08/23
魔女ひとり
魔女ひとり 作: ローラ・ルーク
絵: S.D. シンドラー
訳: 金原 瑞人

出版社: 小峰書店
丘の上に魔女がひとりと、空っぽの鍋。
ノラ猫、かかし、ゴブリン、ドラキュラ…魔女はみんなにもらった材料でシチューパーティーを開きます。

ストーリーはほのぼのとしたものですが、出てくるものは不気味なものばかり。中には悲鳴をあげたくなるようなものも…。
数を覚えるための絵本ですが、一見大人の心理ではこの絵本で数を教えようという気分にはならないかもしれませんね。
でも個人的にはこの不気味さがとても好き。言葉のリズムがとても良くて、読んでいて楽しくなります。
子どもも最初は怖がるかもしれませんが、読み進めていくうちにきっと楽しくなると思います。
最後の一杯のシチューに苦笑い。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 暖かくて、可愛らしい   投稿日:2011/08/21
5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる
5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる 作・絵: たしろ ちさと
出版社: ほるぷ出版
『5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん』で日本絵本賞を受賞した、たしろちさとさんの絵本。
たしろちさとさんが描く絵はどれも暖かくて、可愛らしいです。

ある満月の晩、どこからか聞こえてくる音楽にさそわれて、5匹のねずみたちが行き着いた場所には『かえるのおんがくかい かえるでないものおことわり』の看板が。
すっかり音楽に魅了されたねずみたちは、自分たちの音楽会を計画します。

ほっこりするお話で、読み終わった後に自然と笑顔になるような絵本。
ねずみとかえるのシルエットってよく似てる…そんなところも、この絵本の面白さかもしれません。ねずみの音楽会場のページ。こっそり覗きに来ているかえるたちを見つけてみるのも楽しいと思います
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい ぬいぐるみとの心のふれあい   投稿日:2011/08/21
クマの名前は日曜日
クマの名前は日曜日 作: アクセル・ハッケ
絵: ミヒャエル・ゾーヴァ
訳: 丘沢 静也

出版社: 岩波書店
アクセル・ハッケさんの『ちいさなちいさな王様』という本が大好きで、他の作品も読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
どちらもミヒャエル・ゾーヴァさんが挿絵を描いています。

ある日男の子のもとにやってきた、クマの日曜日。
何もしゃべらないし、抱きついてもこない。
日曜日はぼくのことをどう思ってるんだろう…。
お母さんが日曜日を洗濯した日の夜、夢で見たのはクマの国。

こども目線なお話ですが、考えさせられる部分が多く、大人が読んでも十分に楽しめる本。クスッと笑えるとこや、ささやかな毒がお話の至る所に散りばめられています。
ぬいぐるみに布団をかけてあげたり、人形の髪の毛をといてあげたり…今では忘れてしまったけど、きっと私もこの男の子と同じように考えていたのでしょう。そんなぬいぐるみとの心のふれあいも、子どもにとっては大切なものなのだと思います。
参考になりました。 1人

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