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ねえ、おぼえてる?

ねえ、おぼえてる?(偕成社)

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 仲間と大暴れ!…後片付けは?  投稿日:2019/01/05
ダース・ヴェイダーと仲間たち
ダース・ヴェイダーと仲間たち 作: ジェフリー・ブラウン
訳: とみなが あきこ

出版社: 辰巳出版
映画{スターウォーズ」の、映画以外の様子を、作者の独自の解釈と想像によって描き出した絵本。シリーズ4作目で、今回は、4才のルークとその仲間たちに注目。ろくでもない仲間たちと一緒に大暴れして、イタズラばかり。一体だれが後片付けをするのだろうか?
オヤジさん(ダースベイダー)の方も負けてはいない。彼の対人関係が全て(作者の独自の解釈で)描き出されているが、大人の世界の切なさが、心に痛い。人間関係はうまくいかない、人生はいろんな苦しみがあるのだなあ…と深読みして、ユーモアと一緒に楽しむこともできる。

原作が好きな人は、単純にギャグを楽しめると思う。原作を知らなくても、それなりに面白いのがこの絵本のすごいところ。このシリーズを読んでから原作の映画を見るのもいい人生だと思う。
いろんな人生の一コマが切り取られているので、一ページごとに物語を空想して楽しむのもよし。この絵本は様々な楽しみ方ができる。
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自信を持っておすすめしたい 切ない寿命、壮大な寿命  投稿日:2019/01/04
寿命図鑑
寿命図鑑 絵: やまぐち かおり
出版社: いろは出版
あらゆる寿命をイラストで紹介した図鑑。動物、植物、機械、建物、人類、天体…など、最後には出演者全員を、寿命の短い順にならべた豪華な場面もあり、非常に哲学的な絵本。いろいろなものの寿命を眺めていると、自分の人生をどういきようか改めて考えてみたりもする。
個人的には、食肉になる牛や豚の寿命が一番心に残った。本来ならもっと長生きできる命だが、肉として出荷されるのは数か月(豚)、2年(牛)。人間なら小学生〜中学生くらいの子どもの頃に、食肉としてと殺されるようなものだろうか。「食べられる命」と言って泣いている豚のイラストが、悲しい。生き物は、何かを殺して命を取って生きている。この事実が重い。
物の命については、家電製品や靴などの寿命が意外と短くて驚いた!うちでは「使用不能」になるまで原則使っているので、ぐっと長い。革靴などは靴底のビニールを張り替えて、10年くらいにはなるだろうか?この本によると、数か月とあるが、個人差があるのだろうか。物は大事に使えば結構持つのだよ。
寿命を長くできるかどうか、自分の寿命はどのくらいなのか、あれこれ考えて、なんども見返したい哲学の絵本だ。

読みごたえがあるので、大人にもおススメしたい。
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自信を持っておすすめしたい エンドレス帽子の怪異  投稿日:2018/12/29
ふしぎな500のぼうし
ふしぎな500のぼうし 作・絵: ドクター・スース
訳: 渡辺 茂男

出版社: 偕成社
1930年代に作られた、アメリカの有名な作家:ドクター・スースの絵本。昔話風の展開と思いきや、意外な方向に向かって突き進む奇想天外な物語。

田舎の庶民の少年が王様の前で帽子を取らない、無礼だ!ということで犯罪者扱いされ、無理やり帽子を取らせられるが、帽子は何度とってもまた同じところにある。帽子が次々出てくる不気味さに、国一番の帽子職人も、賢者も、弓の名人も、首切り役人もまったくお手上げ。生意気な王族の子どもが、一番悪知恵を働かせて、田舎者の少年を処刑しようとする。なんでも自分の思い通りにいかないとすぐに処刑しようとするのは、王様譲りかしらん?首切り役人が一番人間味があってまともだった。
決まりに従わなければ厳罰に処す、ということがなんとも無意味で空しいものに感じられる。強烈な社会に対する批判や風刺がスパイスのように効いている。最終的には不思議なことが起きてめでたしめでたしだが、その間はハラハラしっぱなしで、ずんずん物語に引き込まれていく。

文章が多い絵本だが、小学生低学年の簡単な漢字がわかれば大丈夫。ルビもふってある親切設計。
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自信を持っておすすめしたい 分かち合う幸せ  投稿日:2018/12/29
おおきいツリー ちいさいツリー
おおきいツリー ちいさいツリー 作・絵: ロバート・バリー
訳: 光吉 夏弥

出版社: 大日本図書
60年代に出版されたアメリカの絵本。お金持ちのウィロビーさんのお宅に、山からクリスマス用に切り出されたツリーが運ばれた。実に立派で、表紙の絵から見ると、3階建ての建物にようやく収まる大きさ。そんなものを購入できるウィロビーさんとは、是非ともお近づきになりたい!しかし、さすがに大きすぎて天井に先っぽがつかえてしまう。仕方がないので先を切って捨て、ようやく安心して飾りつけができた。その先っぽは小間使いへ、その先っぽは庭師へ、その先っぽはくまへ、その先っぽは…どういうわけか、もらう人は全員、「先端がつかえる」という…呪いでもかかっているのか、冗談みたいな話。この繰り返しが楽しい。どんどん小さくなるのに、それでも「余る」のよ。全員が同じように、先端を捨てちゃう。元の方を切ろうとした場合もあったけど、結局先端を切る!最後にはネズミの一家に行き、ようやくちょうどよいサイズで落ち着く。
余ったものを誰かにあげようとした人は一人もいなかったけど、結局全員が大満足で、幸せなクリスマスを迎えられるという、なんとも微笑ましい展開。心が豊かに、温かくなる素敵な絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 40周年記念版には、作者の直筆手紙とスケッチの豪華付録付き!  投稿日:2018/12/29
くまのコールテンくん(洋書版)
くまのコールテンくん(洋書版) 作・絵: ドン・フリーマン
出版社: Viking Penguin Inc
「くまのコールテンくん」の英語版。1968年にアメリカで出版されました。2008年で40周年を迎え、記念に豪華付録がついているものがあるので、これから購入する方にはそちらをお勧めします。

巻末付録は、原作者と担当編集者の手紙と、下絵(スケッチ)などが見られ、作者の絵本に対する思い入れや、本を制作する人々の生き生きとした生活が垣間見られます。手紙は本物みたいに、封筒に入っています。タイプライターで打ったものと手書きのものがあり、文字の揺れなどが面白く、なかなか貴重な体験ができます。本を作った人たちが楽しみ、喜びながら仕事をしていた姿が伝わってきます。

物語は、中学生程度の英語で書かれているので、英語の勉強を兼ねてチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?素朴で温かい、明るい気持ちになれるコールテン君の言葉に、きっと励まされることでしょう。何があっても「以前から、こんなことをやってみたかったんだ」と言って、長いでこぼこ道の人生を生きて行こうと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 素朴な世間知らずの冒険  投稿日:2018/12/28
くまのコールテンくん
くまのコールテンくん 作: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
原作は1968年、日本での出版第1号は1975年。少々レトロなタッチの世界が、ふっくらとした温かみを感じさせる。
百貨店しか知らない世間知らずのコールテン君は、なんと、自分のボタンがとれていることも、お客さんの指摘されるまで気がつかなかった。なんとものんきだ。彼は今まで売り場でどういう風にすごしてきたのだろうか?なんだか長年ぼーっとしているうちに、人生が半分くらい終わってしまったような雰囲気を感じさせる。

「友達」と出会った後の、彼の行動は実に迅速で大胆。人との出会いは、このようにドラマチックに人生を変えてしまうものだろうか。それまで見たこともないものを見て、やったことのないことをやった彼の冒険は、驚きと楽しさに満ち満ちていただろう。エスカレーターを「山」だと思ったり、家具売り場を「御殿」だと思ったりするあたりが、スケールが大きい大人になりそうな雰囲気が感じられる。
「ずっと前から、〜をやってみたいと、思っていたんだ」という彼のセリフに、何事も前向きに受け止めていく素晴らしさが現れている。

見習うべき「くまのぬいぐるみ」である。
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自信を持っておすすめしたい 意外と東洋趣味の、サンタ軍団  投稿日:2018/12/25
クリスマスプレゼントン
クリスマスプレゼントン 作・絵: スズキ コージ
出版社: 復刊ドットコム
※1979年に旺文社より刊行された絵本の復刊。作者が79年の冬にヨーロッパを旅して、本場の街並みとクリスマスのイメージが融合してできあがった本気メルヘン。登場するものは全て、モノでもなんでも心があり、魂がある。特に印象深いのは最初の場面。冬場のヨーロッパでは、家や車、ポストなんかにも容赦なく寒さが襲い掛かり、みんな死にそうになって、必死に耐えている。その描写が、一段と寒い空気を運んでくる。温かい部屋で熱い紅茶を飲みながら絵本を楽しんで、絵本の世界とのギャップを感じて楽しめた。 また、細かいところにも小技が効いていて、「ぜんそくもちの犬」とか、もっさりした雪だるまの様子を表す言葉など、見どころが満載。仕事が終わった後、温泉につかるおっさん軍団とか、仕事の前に精神集中の逆立ちをするとか、やや東洋的な趣味を感じさせるのが、楽しい。おそらくあの村では「禅」がブームで、みんなマインドフルネス瞑想なんかをやっているのかもしれない。70年代〜80年代のオカルトやニューエイジの雰囲気がスパイスになっている、本気メルヘン絵本。大人が読んでも楽しめる事、請け合います。
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自信を持っておすすめしたい テンションが異常に高い訪問者の”怪”  投稿日:2018/12/24
The Cat in the Hat (キャット・イン・ザ・ハット 洋書版)
The Cat in the Hat (キャット・イン・ザ・ハット 洋書版) 作・絵: ドクター・スース
出版社: Random House Children’s Book
【日本語版】訳者:伊藤比呂美 (河出書房新社) 初版:2001年1月発行。 雨降りの日に留守番している退屈なきょうだい(兄、妹)のもとへ、帽子をかぶった変な猫が訪ねてくる。異常にハイテンションの、怪しいセースルマン風の猫。闖入者が引き起こす無茶な展開は、相当な暇つぶしにはなったろうけど、さすがに子どもたちも引き気味で対応。意外と冷静さを保っているのが、おかしい。文章が詩のような感じで、独特のリズムが楽しめる。このセールスマン風の猫は、断られてもめげない。失敗しても再チャレンジする。やる気と根性がある素晴らしい猫だが、その努力の方向がまったく間違っている困ったさん。どうか傷つけないように、お引き取り願いたいものです。…さておき、この話はまったく無軌道に、どこに到着するのかわからない無茶なストーリが魅力。日常に退屈している人は、そうぞ、彼を家に読んでみてください。ただ、壊れたらまずいものは、あらかじめしっかりしまっておいてくださいね。
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自信を持っておすすめしたい 宇宙共通の悩み:年ごろの娘VS父親  投稿日:2018/12/23
ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア
ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア 作: ジェフリー・ブラウン
訳: とみなが あきこ

出版社: 辰巳出版
娘をもつ父親の気持は、地球も宇宙のかなたも同じだった。あの渋い怖いおっさん(ダースベイダー氏)が、こんな家庭的な問題に悩んでいたとは!全国のお父さん、お母さんも必読ですよ。いくらお仕事がビッグでも、年頃の娘の破壊力にはかないませんね。父と娘の、幼児期→小学校・中学校→高校・大学と、年頃にありがちな様々な問題を乗り越えて、彼らは家庭生活と宇宙制圧を両立させていく…
一見ギャグのようでいて、どこでもありがちな真理を見事に描いている作品。大人が読めば、現在の家庭生活と過去の家庭生活に思いを馳せ、子どもが読んだら未来の自分に思いをはせること請け合い。すてきなレディになってください、プリンセス。それにしても、あのプリンセスのおとっつあんの、素顔が見たい。家では武装解除したらどうでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい ベタな展開に安心感満載、古代系旅行案内です。  投稿日:2018/12/23
ドキドキ! ふしぎトラベル
ドキドキ! ふしぎトラベル 出版社: 理論社
著:吉川 豊 (理論社)
そのへんを歩いているトラとベル(鈴)が、一緒に旅行。それで「とらべる」…なんていう、オヤジギャグの勢いだけでキャラクターを設定したような、力技が魅力の、ファンタジー・旅行案内。いろいろな古代遺跡に行って、ロマンをかきたてている変なトラと、妙に現実的で冷めているふうのベルのツッコミを楽しみつつ、読者も一緒に旅行する企画です。一つの遺跡を掘り下げるのではなく、世界の有名どころをダイジェスト版で案内してくれるので、もっと知りたくなったら、「まんが世界ふしぎ物語」「まんが新・世界ふしぎ物語」を読んでみよう!古代遺跡の入門編漫画として、おススメいたします。
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