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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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だっこらっこ

せんせい・40代・愛知県、女の子9歳

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だっこらっこさんの声

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なかなかよいと思う まっすぐ、純真なあなぐまくん  投稿日:2024/01/22
きみ、なにがすき?
きみ、なにがすき? 作: はせがわ さとみ
出版社: あかね書房
子どもからのリクエストで、夜寝る前に読みました。

こんなに誰かのために、何かをしたい、プレゼントをしたい、と思えるなんて、なんて純真なんでしょう。

子どもは、始終お話の世界に耳をすませていました。
ほんわかしたイラストも、カラーが多く素敵でした。
あなぐまくんの歌う歌も、リズミカルで良いです。

自分の想いと世界が繋がってくれて、良かったね、あなぐまくん。

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なかなかよいと思う 視線の、威力。  投稿日:2024/01/19
いるのいないの
いるのいないの 作: 京極 夏彦
絵: 町田尚子
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
何かを見る、何かから見られる。
その視線の強力さ、威力を、どん!と目の前に置かれる恐怖。
私たちは、生きていても、死んでいても、何かを見ることから離れられないのか?という不安まで感じさせる。

ぎらぎらしたまなざしで「なんか、こわいやつ、ない?!」と迫ってくる子供が一定数いて、彼らにはこの本を紹介しました。ただし、本当に怖いものに慣れている子にしか、教えない。
「ここに出てくるお話や絵は、大人でも怖いと感じるほど、ものすごく怖い。ちょっと、怖いものがみたい、くらいの感じでは見ない方が良い。自分が大丈夫だったからといって、お友達にも簡単におすすめしないで」と約束させてから、渡しています。

本の内容が「本気」であることを感じるのか、ふざけて扱う子供は出てきていない。
代わりに、この本を読み切ると他の怖いものも教えて、といってくることが多い。
恐怖を伴う読書体験の需要があることを、身をもって知りました。
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なかなかよいと思う 一人で、鏡をみるのが、怖くなる。  投稿日:2024/01/19
かがみのなか
かがみのなか 作: 恩田 陸
絵: 樋口 佳絵
監修: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
子どもたちに読ませる前に、読んでみた。

目が、たぶん、死体のそれだ。
死体が、ふと目を開いたらきっとこんな感じだろうと感じさせる。こちらをのぞき込んでいるような、でも何も見ていないような。
明るいわけでも、暗いわけでもない、この背景の色合いも不思議と怖さを強調する。

鏡というものが、人間の世界に意識されたずっと大昔から、この類の恐怖は存在していたのだろうと思う。
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なかなかよいと思う 伝承話としての良さがある  投稿日:2024/01/16
さるじぞう
さるじぞう 作: 鈴木 喜代春
絵: 北島新平

出版社: ほるぷ出版
イラストも、内容に合っているし、全体的に良いと思う。
さるじぞうは色々なパターンが出ているようだけれど、読み比べてみた結果、この作品は伝承の良さと読みやすさのどちらも兼ねているように感じた。

「はったい粉」が何なのか分からないので、子供たちに読む前に調べました。これは大麦を粉にしたものだったんですね、私もひとつ勉強になりました。

節回しの良い歌が出てくるのも、楽しいです。エンタメのない時代、子供たちの間で大いに流行ったことでしょう。
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ふつうだと思う 現代風にアレンジしすぎかな。  投稿日:2024/01/16
さるじぞう
さるじぞう 作・絵: いもと ようこ
出版社: 金の星社
多分、本来のお話を大きく現代風にアレンジしたバージョンだと思います。

伝承要素の強い作品に載っていた表現や設定が省略されている部分があります。
隣のじいさんが偽じぞうだとバレるシーンは、子供たちのうけを狙ったアレンジなのかなぁ?と想像しました。
謎の「はったい粉」も出てこないし。

「さるじぞう」として読むのではなく、別物の作品として読むなら良いのではないでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 1月の読み聞かせにちょうどいい。  投稿日:2024/01/16
十二支のはじまり
十二支のはじまり 作: 岩崎 京子
絵: 二俣 英五郎

出版社: 教育画劇
しぶい雰囲気のイラストが、また味があります。

冬休みから明けた、一発目の読み聞かせにふさわしい内容。
「今年はなにどしだ〜?!」の問いかけから読み始めると、
盛り上がりました。

コミカルながらも、「大事な話はしっかり聞かないと、自分が損するよ」ということも、きちんと含まれていて、良いと思う。底意地の悪いねずみはある意味、現実そのものを象徴している。
神さまの話をてきとーに聞き逃す猫も、良い度胸ではある。

読み終わると、子供たちが「ね、うし、とら、う、たつ、み!」と十二支を全部言えるか復習しているのも微笑ましかったです。
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ふつうだと思う ばばばあちゃん、大胆。  投稿日:2024/01/10
そりあそび ばばばあちゃんのおはなし
そりあそび ばばばあちゃんのおはなし 作・絵: さとう わきこ
出版社: 福音館書店
ベッドの上でぴょんぴょんして遊ぶシーンで、「そんなことしたら、壊れちゃううよ!」というギャラリーの声どおり(笑)、しっかりベッドを破壊したばばばあちゃんたち。

それで脚を切っちゃって、そりにして遊んじゃうなんて大胆すぎ。大雑把な発想で笑える。

寒いよ〜と凍える動物たちを「根性がない」と切って捨てるのも、時代を感じさせる。子供たちは、全体的に「ふーん。」って感じで聞いてました。
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なかなかよいと思う 伝統行事の要素がぎゅっと詰まっている。  投稿日:2024/01/10
七ふくじんとおしょうがつ
七ふくじんとおしょうがつ 作: 山末 やすえ
絵: 伊東美貴

出版社: 教育画劇
伝統的なお正月ワードがこれでもかと詰め込まれている作品。お正月、というより日本文化というカテゴリーかもしれない。私自身も、勉強になりました。

七福神、年神様、松飾、お雑煮、お年玉、おせち。

私ですら、年神様と七福神が同一だと思っていたので、これらの言葉を正確に知っている小学生の方が少ないだろうな…と思いました。
おせち料理に込められた、ひとつひとつの意味やお年玉の成り立ちをどれだけの人が正確に知っているだろう。
こういう絵本で知る機会があるのは良いと思う。
ただ、年神様の説明が「力を授けて下さる」という文言で、曖昧だな〜と。

内容は良かったが、難は文字フォント。
行間がつまっている上、細くて薄いフォントで読みにくい。
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自信を持っておすすめしたい 盛り上がりました。  投稿日:2023/12/23
ようかいむらのうきうきクリスマス
ようかいむらのうきうきクリスマス 作・絵: たかい よしかず
出版社: 国土社
季節感のある内容がシリーズで揃っている、読み聞かせに良いテッパンネタのようかいむらシリーズ。

私は「得体のしれない存在」という意味ではサンタも妖怪も同じようなもんだな…と思いながら読んでいました。
子供たちの興味を引いたのは、やはり「間違い探し」のページ。「興味のある人は、お話が終わったら自分でやってみて下さい」と言ったら、誰がやるかでじゃんけん大会になっていました。

閻魔様たち大人の妖怪が用意したプレゼント以外にも、届いた贈り物。やっぱり、ようかいむらにもあのおじさんは来てくれたのですね。装丁の閻魔様がやたらとファンキーなのも良し。
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なかなかよいと思う ずるいねぇ、めげないねぇ。  投稿日:2023/12/23
11ぴきのねことぶた
11ぴきのねことぶた 作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
勝手にぶたのおじさんの家を乗っ取り、新しくできた家がうまくできたからって、それも乗っ取り。

どこまでも、身勝手なねこたち。
そして、ここまで勝手だと、まるで2、3歳の子供の行動を見ているように感じます。
読み聞かせ中も、子供たちが「あーあ、やっちゃった」みたいな、ちょっとあきれたような反応をしているのも面白かったです。その様子を見て彼らの方がねこたちよりもずいぶん大人だよな…と思いました。

ずるくて、めげない、これも一つの才能。
でも社会性を身に付けていくと、少しづつそういう図々しさを捨てていくものだし、大人になるとはそういうものだよねとも思いました。
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