色がきこえるおんなのこ

『The Girl Who Heard Colors』が原題。 色聴という共感覚をもつ女の子、ジリアンが主人公。 この世界を五感全部で楽しんでいる、という表現が新鮮です。 そして、聞こえる音が色として見えるというのです。 これは、色聴という共感覚だそう。 一見愉快ですが、やはり周りに理解してもらえなくて。 同じ感覚を持つ音楽家...続きを読む

移動する民 ノマドのくらし

かつての人は皆移民だったというスタートから、次第に定住するようになってきた人間と、今現在も移民生活を続ける民族の違いを考えました。 今なお移民生活を続ける人たちの暮らしと理由を考える本だと思います。 でも、移民を続ける彼らも現代社会との接点を持ち、生活の中に取り入れる工夫もあることを知って、この本の意味を感じました。...続きを読む

そもそもオリンピック

エリックカールの日本語訳のアーサービナードさんの本を探していて出会った 訳ではなく著者。 日本の作家と取り組んだ日本のオリンピック選手のおはなし。 風が語り部となり絵も文も不思議な躍動感がある。オリンピックはじまりの物語ではあるけど、風とヒトの物語として十分にこころひかれる。...続きを読む

みこちゃんとぶぶ

不思議なリズム感があるお話です。 みこちゃんがお母さんに抱かれて、夢の中で見た物語でしょうか。 子守歌のような、心地良いお話です。 愛らしい切り絵にひきこまれてしまいました。心に温もりを感じる絵本です。 公文さんに、もっと作品を出して欲しいなと思います。 ...続きを読む

ようこそロイドホテルへ

『おうさまのおひっこし』や『めいわくなボール』など、牡丹靖佳さんの描く、ちょっと不思議で繊細な美しいイラストが好きなので、こちらも読みたいと思いました。 オランダアムステルダムに実在するホテルの歴史が、ハツカネズミの物語とともに語られます。 その場所だけでなく歴史も旅している気分にさせてくれる作品。巻末の解説も興味深く、大人にもおすす...続きを読む