かえりみちの絵本

「この白い線から落ちたら 大変なことになるんだ」学校からのかえりみち。道路の白い線だけを通って家に帰ることを決意するそらくん。落ちないように、ゆっくりゆっくり、そろーりそろーり…。子どものころ誰もが一度は試みた遊びを、子どもの目線でダイナミックに描いています。

遊びに夢中になっていったら、すっかり帰るのが、遅くなってしまった。早く帰らなくちゃ。ひた、ひた、ひた……誰かがあとをついてくる音がする？ ページをめくるたび繰り返される、緊張と安堵の繰り返し。怖い？ それとも怖くない？

明日から夏休み。学校からの帰り道、重いランドセルを背負って、大きな朝顔の鉢植えをもったなぎちゃんは、汗びっしょり。へとへとになったなぎちゃんは思わずつぶやきます。「およいでいえにかえりたい」すると…？

「あーん。おうちが わかんないよう。」のはらのまんなかで、おんなのこがないています。そこへ、こぎつねがやってきて「ね。なみだをふきな。いっしょに さがしてあげるよ。」ところが、今度はこぎつねが迷子になってしまいます。