かえる まえむき こんにちは かえる よこむき こんばんは かえる うしろむき どうもすみませんです
この、ページいっぱいの、絵の迫力!! ひとつひとつ、ぐいぐい引き込まれてしまいます。 でも、リズムの乗って、声に出して読んでみると、 ぷぷっと笑っちゃう。 ぐぐぐっ、ぐぐぐっ、どーんっ、ぷぷっ。
かえるや、たまごのうしろ姿もおもしろいけれど、 クロールしている時の足や、ブランコをこいでる時のうしろ姿なんて、 なかなか見ることができるものではありません。 へぇー、こんな風になっているんだ!と、 新しい発見もいっぱいあって、 最後まで、わくわくしながら、テンポよく進みます。
最後に出てくるのは・・・? さあ、自分でも観察してみなくっちゃ。
前向き、横向き、後ろ向き。私たちが○○だと思っているはずのものは、どこから見た姿なのでしょうか? 実際に前から、横から、後ろから見ると全然違うものに見えてくるから不思議です。色んな角度で見てください。
1988年のこどものとも(年中向き)9月号の作品です。
動物も、物も、人間も、見る角度によって
違う特徴に気付くものなのだと、あらためて気付かされます。
ちんちん電車に「千代の富士」と書かれた
浴衣姿のお相撲さんがいるところに少し時代を感じます。
角度を変えても同じ姿の「卵」に思わず笑ってしまいました。
同じタイトルで、違う作者の作品があるようなので
読んでみたくなりました。
表紙と裏表紙がつながっていつつ、裏表紙が表紙の反対絵になっていて
作者名まで反転して書かれているところに、作者のユニークさが垣間見られます。 (YUKKOさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、女の子3歳)
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