ぼうしのキャップンが呼びかけると、友だちが集まってきたよ。
くつしたの右足と左足、スリッパの右足と左足、大きなリュックサック。
「せーの」で何をするのかと言うと・・・
「ガッチーン!」
みんなが合体したら、ぴょんぴょんうさぎになっちゃった。
すごい、すごい。
今度はポットのポットンが呼びかけますよ。
「がったい するもの よっといでー♪」
コップにおわんにお鍋におはし、スプーンにしゃもじに・・・
ワサワサ、ずいぶんたくさん集まってきたね。一体なにに変身するのでしょう。
「ガッチーン!」
すごーい!せいたかのっぽのあの動物になっちゃった。
そうじきのゴーちゃんやタンバリンのタンたんも、仲間を集めて「ガッチーン!」
みんなが予想もつかない大迫力の動物に、次々に変身していきます。
驚きがいっぱい。これは面白い遊びを発見しちゃったね!
新井洋行さんの新作絵本のテーマは「がったい遊び」。
生活の中で見慣れているものたちがずらり。だけど、並んでいるのを見ただけでは何に変身するのかわかりません。意外な組み合わせが新鮮ですよね。
絵本を読んだ後、自分でも大好きな動物をつくろうと思ったら、どんなものを集めてきたらいいのかな?
ポイントは大きさやかたち?それとも素材?
色によっても印象が全然変わってきそう。
これから、お着替えの時間も、おでかけの時間も、おやつの時間も、頭の中ではこれとこれを「ガッチーン!」したら何が生まれるかな・・・なんて考えちゃいそう。毎日の時間が楽しくなりそうですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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