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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

よし99

じいじ・ばあば・50代・大阪府、女の子0歳

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自己紹介
2024年初日にじいじになりました。
本を読むのは大好きです。
図書館も好きです。

よし99さんの声

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自信を持っておすすめしたい お金の話をするのは下品ではないんです。  投稿日:2024/05/06
僕らの未来が変わる お金と生き方の教室 君が君らしく生きるために伝えておきたいこと
僕らの未来が変わる お金と生き方の教室 君が君らしく生きるために伝えておきたいこと 監修: 池上 彰
漫画: 佳奈
画: モドロカ

出版社: Gakken
まず読む前に本のタイトルを見て頭に浮かんだのは、次のように考える小中高生が結構いるだろうということです。

@同じものなら安いほどいい
A無料はおトク
Bキャッシュレスはお金がいらないもの

この本は上の3点について、きちんとおさえてありました。

@について
最近「いつも食べているハンバーガーをどうして値上げするの?」という子どもたちの声をよく耳にします。
物価高でものの値段が上がっていることはニュースで知っていますが、自分が買っているものにどれだけの人やものを動かしているのかまでは理解していないようです。見えませんから。
なので、12(商品が手元に届くまで)はすごく大事な話だと思いますし、「ぬいぐるみがどうして初め2000円と決まり、それが3500円で消費者に売られるのか」と具体的に例示しているのがわかりやすかったです。

Aについて
体験版などを利用する際に自分の個人情報を渡してしまう場合もあるので、タダにはタダになる理由があると知らせる必要性を強く感じています。
15(無料で使えるのはなぜ?)に書かれていますが、最後の「サービスにはそれに見合った対価(お金)を払う、これが世の中で守られるべきルールなのです。」の一文も太字などで強調するべきかもしれません。

Bについて
小中学生は親名義でスマホを使っているのがほとんどでしょうが、中に「○○pay」なども使えるようにしてもらっているために、「キャッシュレスはお金がいらないもの」との感覚を持っている子が割といます。
なので、17(キャッシュレスへの変化)も非常に重要な話題ですが、「魔法のしくみではない」という言葉が頭に残りやすくていいなと感じました。

また、そもそもですが、「どうしてお金ってあるの?」と子どもたちが考える機会がないと思います。
なので、子どもたちにはまず7(お金の役割とは?)をていねいに読んでほしいです。
「お金はモノの価値をはかれる『ものさし』」はお金の意味を理解するわかりやすい言葉です。

私はお金の話をするのは下品ということは全くないと思いますし、今までにそういうのを聞いたことがないので驚きました。むしろどんどん話をするべきですし、この本一冊で身近なところから世界や未来のことまで知り考えることができるようになると思います。
文字はたくさんありますが話しかけるような文章ですし、見やすい絵や図で補っているので、読みやすいと感じました。
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自信を持っておすすめしたい 動きを感じさせる絵が一番の見どころ。  投稿日:2024/05/06
水はうたいます
水はうたいます 作: まど・みちお
絵: nakaban

出版社: 理論社
まど・みちおさんがクローズアップされがちですが、この本一番の見どころは動きを感じさせるnakabanさんの絵でしょう。しずくは今にもポタッと落ちそうだし、波は静かに寄せてきているし。みずが「うたっている」のをこんなふうに描くんだなと、ひとつひとつの絵を何度も見返しました。
幼い子でも、地球の中で水がどのように形を変えながら動くのかをざっくりとでも知ってから読むと、味わい深く感じることができる気がします。
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自信を持っておすすめしたい 全然つながりのないものだと思っていたら…。「!」でした。  投稿日:2024/05/06
のりかえでーす
のりかえでーす 作: 平田 景
出版社: 交通新聞社
野菜やくだものの「のりかえ」の音がたのしくて、にこにこしながら読みました。
全然つながりのないものだと思っていたら、最後を見て、な?るほど!
全部一緒でなくてもいいので、お子さんといっしょに料理したらいいですね。
ころころ、ころん、ぽっちゃんなら、小さなお子さんでもできますから。
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自信を持っておすすめしたい 散りばめられたものがどんどんつながって、最後に…。  投稿日:2024/05/06
いつかの約束 1945
いつかの約束 1945 著: 山本 悦子
絵: 平澤 朋子

出版社: 岩崎書店
おばあちゃんになった9歳のすずちゃん。入れかわったの? 入れかわってなかったの? どっちなんだろうってずっと考えていたら、一気に読み終わりました。
文字数がそれほど多くないので、本を読むのが苦手な子がパッと本を開いた時、「これなら読めそう」と思えるかも。
楽しい展開の中に散りばめられたものや風景がどんどんつながって、最後に…。
戦争をテーマにした本はたくさんありますが、こんなメッセージの伝え方が子どもにはスッと入るんじゃないかな、そう感じました。
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自信を持っておすすめしたい 子どもは夏休みの自由研究に、大人は会社などでのプレゼンに。  投稿日:2024/05/04
ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる
ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる 著: ギタンジャリ・ラオ
訳: 堀越 英美

出版社: くもん出版
日本でもSTEM教育が進みつつありますが、プログラミング教育などをみていると、何か「ものや形ありき」と考えている感じがしてなりません。
ギタンジャリさんはイノベーションを「問題を解決するために、新しい何かを作り上げたり、さらに、起こしたり学習したりするプロセス」と定義していますが、これは夏休みの自由研究、校内での研究発表、企業で社内外でするプレゼンなども同じ段取りですよね。
STEMの知識は必要でしょうが、身の回りの問題解決に向かうという意味では何も特別なことは必要ないのではないでしょうか。
逆にその意味では段取り、プロセスについて知るのにわかりやすく書かれていると思うので、書店のビジネス書コーナーに置いてもいい気がします。
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自信を持っておすすめしたい スポーツでのジュニアの合理的な指導法が600年前に!  投稿日:2024/05/04
リンボウ先生の なるほど古典はおもしろい!
リンボウ先生の なるほど古典はおもしろい! 作: 林 望
絵: 武田 美穂

出版社: 理論社
狂言は国語の教科書で習ったなあ、観阿弥・世阿弥の名前は歴史に出てきたなあ、くらいの知識しかありません。なのでリンボウさんがどんなふうに解説してくれているのか興味を持ち、この本を入手しました。
能に文字が読めない人に古典文学を伝える意義があったとは知りませんでした。
演出家なしでほぼぶっつけ本番で上演とは驚きでしたが、なぜそんなことができるのかには納得です。今のスポーツでいうとジュニアからユースの時期にかけての合理的な指導法が600年前に考えられていたのですね。
「時分の花」は今も芸能やスポーツの分野にいる人は意識していないといけないことだと感じました。「初心」の意味が今と違うと解説しているところからはドラフトで入団し浮かれてプロで伸びない選手が頭をよぎりました。
『風姿花伝』はまさに理論書。それをもとに長年受け継がれている能をすごく見たくなりました。
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自信を持っておすすめしたい 世の中がどうあろうが子どもが好きになるものは変わらないのかな  投稿日:2024/05/04
はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで
はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで 著: 磯崎 園子
出版社: ほるぷ出版
まず、紹介している絵本の数に驚き!です。
ロングセラーのものが少なくないのですね。親が子どもの頃に読んでもらった本を覚えていて、それを選んでいることもあるでしょう。ということは世の中がどれほど変わろうが、子どもが好きになるものって変わらないのかな、と思いました。
現代的という視点ではヨシタケシンスケさんの絵本などはそうかもしれません。でもヨシタケさんは「自分が子どもの頃に思っていたことを絵本にしている」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるので、やっぱり本質的には変わらないのかも…。
絵本をかきたいと思う人にはすごく参考になる本だと思います。何歳くらいの子にはこんな感じの話、こんな感じの絵がよさそう、とイメージをふくらませやすいのでは、と感じます。
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自信を持っておすすめしたい 大人に向けた言葉が全くないのがいいです。  投稿日:2024/05/04
きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話
きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話 著: 荻上 チキ 谷口真由美
出版社: NHK出版
とても勉強になりました。
全編、子どもたちへのアドバイスやメッセージだけというのが新鮮でした。大人に向けた言葉は全くありません。
また、抽象的な助言ではなく、法律を出してその問題を解説したり、制度上の手続きを説明したりした本も初めて見たという印象です。
だからこそ、この本は、親、教師、その他子どもに関わるすべての大人が読むべきだと思いました。子どもたちがどんな問題にぶつかっていたり悩みを抱えたりしているのか、谷口さんと荻上さんが子どもたちにどんなアドバイスをしているのか…。
大人でも知らないことがたくさん出ています。子どもから問題や悩みの相談を受けた時、すごく力になる本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 「バーチャルウォーター」は知らなかったです。  投稿日:2024/05/04
未来の食べもの大研究
未来の食べもの大研究 監修: 石川伸一
出版社: PHP研究所
1章で人間がどのように食べ物を得てきたかがていねいに書かれているので、2章で今どんな危機に直面しているのか、3章で食がどのように工夫され進化していくのかがわかりやすいです。
「バーチャルウォーター」は知らなかったです。二酸化炭素のことはよく言われますが、生き物に水はなくてはならないものですから…。
未来どうなる?を見て、よりよく食べるためにいろいろ考えられているんだなと。中でも3Dフードプリンターは驚きでした。見た目も食欲に作用するので、しくみがわかって可能性の広がりを感じました。
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自信を持っておすすめしたい 固定観念に対する疑問や問題提起、そこへの挑戦も。  投稿日:2024/05/04
つる子さんからの奨学金
つる子さんからの奨学金 著: まはら 三桃
絵: あわい

出版社: 偕成社
高校受験で志望校をどこにするとか、どうやってやる気を起こすかとか。そのひとつにひいおばあちゃんからの「奨学金を出す」というカギになるものがあり。紆余曲折が合って入試当日を迎える。そして合格発表。よくあるドラマかと思いきや…。
進路をめぐる葛藤や、人それぞれどんな目標を持つかを通して、「そもそも受験って何のためにあるの?」と考えさせてくれる話でした。
固定観念に対する疑問や問題提起、そこへの挑戦もあり。
受験を控えた、今受験に臨んでいるみなさん、人生は長いですよ?
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