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今抱えている悩みを解決させるようなこともたくさん。
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投稿日:2024/05/04 |
本のタイトルから「いろいろな仕事のことが書いてあるのでは」と思われていないでしょうか。
もちろんこれからの世の中を生きていくための参考書にはなりますが、今抱えている悩みを解決させるようなこともたくさん書いてあります。
特に、6章「いま あなたたちに伝えたいこと」の中に大切な話題が詰まっていると感じました。
「コミュニケーション能力とは?」のところは、人との関わりが苦手だと悩んでいる人には勇気を与える話ですし、「読書でできる2つの対話」は、AIが仕事を担う時代に必要だとする「答えのない問いに向かう力」や「共感力」を身につけるヒントになるでしょう。
今幸せになるために読んでほしい本です。ここで知ったことが明日からの力になり、それが大人になっても支えになると思うので。
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猫の側から表しているのが新鮮な感じ。
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投稿日:2024/05/04 |
生きているものは必ず命を失います。それでも今まで注いできた愛情をいなくなってからでも注ぎ続けたいと、世話をしてきた人は誰もが強くそう考えると思います。
それを猫の側から表しているのが新鮮な感じがしました。「猫もさびしさを感じたり、この日が待ち遠しいと思ったりして、一緒にいてくれた人たちへの思いが心の中に残り続けるのかな。そうであってほしいな」と、この本を読みながら思いました。
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大人はあれこれ口や手を出しすぎてはいけないなと痛感。
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投稿日:2024/05/04 |
中学生の子たちの悩みを聞くという設定なので保健室の先生が主人公ですが、本当は話を聞いてくれる大人であればどんな立場の人でもいいんだろうなと思いました。親でもなく、担任の先生でもないけれど、信頼して相談できる、話を聞いてくれる大人の存在が必要なのだと。
逆に今の子たちにはそういう人がいないのだと考えさせられました。
思えば、先生も他の魔女たちとやりとりする中で考えを浮かばせたりしていました。大人にもそういう人が必要ですね。
保健室に話をしにくる中学生の悩みは、本当に今の子どもたちが抱えているものばかり。それに対して先生は、十分話を聞いてあげてはいるものの、具体的なアドバイスは与えてはいないと思います。おまじないは形だけに過ぎず、子どもたち自身が行動し解決に向かわせている。先生はその行動やそこから出てきた結果を聞いて、気づきを与えているにすぎないのですね。
なるほど、大人はあれこれ口や手を出しすぎてはいけないなと痛感しました。
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あいうえお、かきくけこ、などの文字の並びが斬新。
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投稿日:2024/05/04 |
あ行、か行?と、それぞれ「文字の並び(いろんな並び方)→次を開くとそれらを使った言葉の絵」となっているのですが。
まず、あいうえお、かきくけこ、などの文字の並びが斬新。そう並べるのか!と。次はどんなふうに並んでいるのだろうって想像したくなります。
また、あ行、か行?、それぞれの「それらを使った言葉の絵」の迫力がすごいです。たくさんの絵がぎっしりつまっていてこちらにいっせいにせまってくるかのよう。
そこから一つ一つをながめては、子どもは何か発見していくのでしょう。
何度も何度も読めるように、読みたくなるようになっています。
親子で会話しながら、声に出して読んだりたくさんの絵をながめたりする読むことで、子どもの言葉の力が身についていくのかな…。
いや、力をつけようと思うより、子どもと一緒に楽しもうって思う方がいいのですね。それにぴったりの本だと思いました。
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「逃げる」は「前向きな撤退」。
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投稿日:2024/05/04 |
毎年ある企業が小学1年生と6年生に「将来なりたい職業」のアンケートをしています。
その集計結果を見ると、特にこの3年は看護師や保育士、教員が上位に来るなど、その時の世の中の様子を子どもたちはよく見ているな、子どもながらにやりがいある仕事を選ぶんだなと実感しました。
それは大人からあれこれ建前を言われたりするよりも大人の本音をよく見抜いているということだと思います。
その意味でこの本の中で印象に残ったのは、「前向きな撤退」です。「休むのがいい」とは大人はよく言いますが「逃げたらいい」とはなかなか言いません。
子どもも逃げるのはよくないことだととらえています。だからあえて「逃げる」という言葉を使って本音の部分を出しているのがいいと思いました。
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いい意味でざっくりと書かれているのが知る・考えるきっかけに。
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投稿日:2024/05/04 |
最近ニュースで貧困という言葉がよく出てきますし、「子どもの?」がつくことが多いので、この本の読み手対象の小学生には興味を持つ話題だと思います。
ただ実際には「ひんこん」の言葉の意味をわかっていない子が多いでしょうし、その状況や要因はさまざまですから、どこまでわかりやすく伝えるか、執筆された阿部さんはじめ編集者の方々は苦心されたでしょう。
全体を読んで、細かなことにはふれず、いい意味でざっくりと書かれているのがよかったと思いました。
この本を読んだ子がさらに、日本の子どもの貧困に関心を持って、ニュースを見たり話を聞いたりして、いろんな厳しいケースがあること、それに対していろんな取り組みをしていることを知ろうとする、そのきっかけになればいいと思うので。
ずっと会話の形で書かれているのも読みやすいと思います。
小学生の子たちが自分のこととして受け取り、自分に何ができるかを考える「教科書」になると思いました。大人の私が読んでも十分読みごたえがありました。
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書かれているのは「正解」でなく「その後のはなし」。
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投稿日:2024/05/04 |
ゲーム、SNSなど子供達にとって身近なテーマをとり上げているので、子どもたちは考えやすいですし、考えようと思うでしょう。
「正解」ではなく「その後のはなし」として、はっきりした答えを書いていないのが(この本の肝なのですが)いいなと思いました。細かなデータがいくつも書かれてあるのも、考えるために効果的な資料になるでしょう。
一番印象的だったのは『おばあちゃんの人生』です。小学生くらいだと「死ぬ」ということにかなりの恐怖心を抱きますが、おばあちゃんの命を考えさせることで、踏み込みすぎず、かといって通り一遍のやりとりでは終わっていないのが絶妙の落としどころだなと思いました。
最後のコラムに「尊厳死と安楽死について」を出しているのは、私には感動でした。
この本を読んだ後、図書館の教科書コーナーで各社の道徳の教科書を見てみました。
命のことは、大切にしようとか、病気だけどがんばって生きましたとかいろいろ書かれていますが、「死」についてこんなにまっすぐ向き合わせる題材はなかったです。
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傷み方に無数のパターンがあるものをどう直すのか。圧巻です。
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投稿日:2024/05/04 |
身近なものの修理のしかただけが書かれた本と思いきや、本格的な職人の技も写真や絵をたくさん載せて細かく紹介されていて、わたしもすごく勉強になりました。本は一度全部をバラバラにしてそこから始まるというのに驚きました。
よく図書館を使用しますが、一度1977年発行の本を借りたことがあります。セピア色で紙は乾燥気味。すごく古びた感じでしたが、表紙と裏表紙はラミネートでカバーされていたりして、読むのに支障はありませんでした。もう一度借りてみてどんな修理をされているか見てみたいです。
本だけではないでしょうが、傷み方に無数のパターンがあるものは、どんなに精巧な機械ができても絶対にできない修理でしょうね。人間の力ってすごいなと思わせてくれる本でもありました。
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写真や絵のインパクト。見開きの迫力。
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投稿日:2024/05/04 |
見開きの迫力に圧倒されました。写真や絵のインパクトがズンと心に響きます。
食物連鎖の説明が、言葉を選んでできるだけ短くなっているのがいいですね。光合成は言葉だけで伝えるのは難しいですが、仕組みの核になる言葉だけを絵の中にうまく入れていて、工夫されているなと思いました。
幼い子どもが絵本でエコロジーを学ぶってステキですね。(大人も学べます)
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捨てられたおにぎりの写真は衝撃的。
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投稿日:2024/05/04 |
小学校高学年から高校生が対象ということですが、子どもと関わる大人も読むべきではないでしょうか。
私には学びがたくさんありました。捨てられた食べ物を処分するのにお金と手間をかけないといけないことまでは気づかなかったですし、エコフィードのことは恥ずかしながら初めて知りました。
それと、この本を小学校低・中学年の子が読むことはできないかなと、読みながら考えていました。「食べることは生きること」ですから、食に対する意識づけは早い方がいいと思うのです。個人的には理想は学校給食が始まる前(小学生になる前)と考えています。
すべてにルビがふってありますし、写真や図が多いので、図鑑を見る感覚で読めるのではないかなと。
もちろんひとりで全部を理解するのは無理でしょうが、学校では先生が、家庭では保護者が横についてあげれば、そのくらいの年齢の子どもにもこの本に載っていることがどれだけ深刻な問題なのかは感じることができると思います。
「はじめに」にある、捨てられたおにぎりの写真は衝撃的ですし、きれいに袋に入ったパンの写真を見てそれが全部捨てられたものだとは思わないでしょう。「ここに書いてあるよ」と知らせてあげれば、子どもはものすごく驚き、「なんで?」と疑問を抱くはずです。そのショックが「なんとかできないか」という思いの原動力になるんですよね。そういう感情はむしろ幼い子ほど敏感かもしれません。
中に難しい内容はありながらも、カラフルで見やすいと思うので、対象としている子どもたちはもちろんですが、もっと読み手の幅を広げてもいいんじゃないかな、それだけいろんな人に読んでもらいたい本だなと思いました。
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