戦争・平和のとびら(読み物)
小学生から大人の方におすすめの、戦争と平和を考える読み物を紹介するテーマページです。ロングセラーから新刊まで、戦争の記憶と平和の大切さを次の世代に伝えていくために、児童文学の作家たちや戦争体験者より、毎年、あらゆる表現が駆使された戦争を伝える本が届けられています。作品を通して、戦争が毎日の暮らしをどう変えてしまうのかを自分事として想像し、平和への思いを強く刻むために、気になるものから手にとってみてください。
戦後80年特集 戦争と平和の絵本
編集部おすすめ作品
8月6日。広島上空で原子爆弾が炸裂した。そこに暮らしていた人々は、人類が経験したことのない光、熱線、爆風、そして放射能にさらされた。ひとりひとりの人生。ひとりひとりの物語。そのすべてが、一瞬にして消えてしまった。ヒロシマを描き続けてきた朽木祥さんが、渾身の力で、祈りをこめて描く代表作!
2011年震災後、少女エリーは親戚のいるイタリアに少しの間避難する。おいしいものと温かい人たちに迎えられ、人心地つくが、思いもよらない歴史に触れ、エリーの名前のSに込められた本当の意味を知ることになる。戦争を乗り越えて生きてきた人々の“希望”を描く、ヒロシマとイタリアをつなぐ物語。
「戦争だけは絶対にはじめてはいけない」日本の戦争に向き合い、戦争の過程を精緻に解明してきた半藤一利さん。その原点は中学2年で体験した東京大空襲だった。開戦から日に日に苦しくなる下町の生活。そして3月10日。猛火を生きのびた半藤少年が焼けあとでちかった決意とは……。
10歳のときに神戸空襲で両親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、共に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの、声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。第二次世界大戦後、戦争孤児は日本全国に12万人以上いたといわれています。
話したくはない。でも、今話さなければ、誰が仲間たちの声を伝えるのか……。あなたに届くでしょうか。
広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日でした。11歳の米澤鐡志さんは、爆心から750メートルの電車内で母親と一緒に被爆します。母親は9月に亡くなり、母乳を飲んでいた1歳の妹は10月に亡くなります。原爆や核についてお子さんと考えるときに。
長崎県佐世保市に実際に存在する「無窮洞」という防空壕の話が出てきます。主人公の大河はじめ多くの子どもたちがこの「無窮洞」の存在を広めるために演劇に取り組みます。東京から長崎に引っ越してきたばかりの主人公大河は、演劇を通して実際に防空壕を掘った方や、戦争を体験した方と出会い、前に進む力をもらいます。
広島の郊外に、長く空き家となっている一軒の家。その庭の池に暮らす長生きのカメには、かつて「まめ」という名前がありました。カメに名前をくれた女の子、まつこちゃんの家族に起きた悲劇を、現代を生きる、かえでちゃんに平和の願いを込めて語った一冊。
かずさんが話してくれたのは、1945年の8月9日の原爆が落とされた日のこと。看護師だったかずさんは、大けがをした人たちの手を必死でにぎり続けたと言います。「もう、二どと、あんなことがおこらないような、よのなかにしなくちゃね」かずさんの強い願いを世代を超えて受け継ぐ物語。
「魔女の宅急便」シリーズでおなじみの角野栄子さんによる戦争物語。子どもにとってのファンタジーの意味や大切さが胸に響き、角野さんのファンタジーに対する思いの深さが感じ取れます。
太平洋戦争で家族を失った著者である高木敏子さん(当時13歳)さんの実体験と、平和への願いをつづったノンフィクション。「ガラスのうさぎ」は、江戸切り子の職人だった父が特別に作ってくれた置き物を表している。
「ちいやん」という愛称でかわいがられていた、小学3年生の女の子笑生子(えいこ)の目から見た戦争体験のお話。作者である越水利江子さんの実のお母様が大阪大空襲に遭った時のことをモデルとして描かれています。
神戸生まれの女の子、ふうちゃんが6年生になったころ、お父さんが心の病気になってしまう。おとうさんを苦しめている原因を調べていくうちに「沖縄と戦争」にその鍵があることに、ふうちゃんは気づきはじめる……。
触れるたび、そこに落ちていた種を芽吹かせ、花を咲かせることができる「みどりのゆび」を持っているチト少年。チト少年の姿を通して、人間が生きていく上で、忘れがちだけれど、忘れてはならない大切なものがたくさんつまった物語。
40名の被爆体験証言者の話を、131名の高校生が152点の絵にしてきました。この本では、その中から4組の証言者と高校生を取材。証言者と密に接することで、平和な広島で今を生きる高校生たちが戦争や原爆を見つめなおす姿は、まさにバトンが手渡された瞬間です。
著:
渡辺 考 出版社:
講談社 発行日:2025年08月20日 ISBN:9784065403112
税込価格: ¥1,540
著:
高橋 真樹 出版社:
ポプラ社 発行日:2025年07月24日 ISBN:9784591186442
税込価格: ¥1,980
監修:
小泉 悠 出版社:
Gakken 発行日:2025年07月10日 ISBN:9784052061400
税込価格: ¥1,760
著:
前田 真里 出版社:
くもん出版 発行日:2025年07月10日 ISBN:9784774337555
税込価格: ¥1,430
著:
那須田 淳 監修:
中村 真人 出版社:
講談社 発行日:2025年06月27日 ISBN:9784065399095
税込価格: ¥1,760
著:
石田 優子 出版社:
偕成社 発行日:2025年06月23日 ISBN:9784036451203
税込価格: ¥1,650
作:
東 曜太郎 絵:
中島 花野 出版社:
岩崎書店 発行日:2025年06月18日 ISBN:9784265840601
税込価格: ¥1,650
監修・著:
小原 雅博 出版社:
カンゼン 発行日:2025年06月16日 ISBN:9784862557322
税込価格: ¥1,650
作:
森越 智子 絵:
大野 八生 出版社:
童心社 発行日:2025年06月11日 ISBN:9784494020904
税込価格: ¥1,980
著:
真鍋和子 絵:
多屋 光孫 出版社:
童心社 発行日:2025年04月30日 ISBN:9784494020898
税込価格: ¥1,980
編集:
あかね書房 出版社:
あかね書房 発行日:2025年03月31日 ISBN:9784251098009
税込価格: ¥2,200
編集:
あかね書房 出版社:
あかね書房 発行日:2025年03月26日 ISBN:9784251097996
税込価格: ¥2,200
著:
小川 未明 絵:
淵゛ 解説:
藤井貴志 出版社:
汐文社 発行日:2025年03月04日 ISBN:9784811331553
税込価格: ¥1,980
著:
小手鞠 るい 出版社:
文藝春秋 発行日:2024年07月09日 ISBN:9784167922429
税込価格: ¥825
著:
小手鞠 るい 出版社:
さ・え・ら書房 発行日:2024年06月20日 ISBN:9784378015668
税込価格: ¥1,650
著:
河邑 厚徳 出版社:
岩波書店 発行日:2024年06月17日 ISBN:9784000616423
税込価格: ¥2,530
著:
有島 希音 絵:
ゆの 出版社:
岩崎書店 発行日:2024年05月16日 ISBN:9784265840472
税込価格: ¥1,650
監修:
池上 彰 出版社:
小峰書店 発行日:2024年04月22日 ISBN:9784338367035
税込価格: ¥3,300
監修:
池上 彰 出版社:
小峰書店 発行日:2024年04月22日 ISBN:9784338367028
税込価格: ¥3,300
著:
井上 こみち 出版社:
Gakken 発行日:2024年04月04日 ISBN:9784055014113
税込価格: ¥1,870
著:
横田明子 出版社:
Gakken 発行日:2024年04月04日 ISBN:9784055014106
税込価格: ¥1,870
著:
いどきえり 出版社:
Gakken 発行日:2024年04月04日 ISBN:9784055014076
税込価格: ¥1,870
著:
間部 香代 出版社:
Gakken 発行日:2024年04月04日 ISBN:9784055014083
税込価格: ¥1,870
著:
光丘 真理 出版社:
Gakken 発行日:2024年04月04日 ISBN:9784055014144
税込価格: ¥1,870
監修:
小泉 悠 出版社:
Gakken 発行日:2024年02月01日 ISBN:9784055014151
税込価格: ¥5,940
作:
中地 フキコ 出版社:
かもがわ出版 発行日:2023年08月30日 ISBN:9784780312874
税込価格: ¥1,760
著:
佐藤 真澄 出版社:
汐文社 発行日:2023年08月01日 ISBN:9784811328980
税込価格: ¥1,760
著:
梶本 淑子 出版社:
河出書房新社 発行日:2023年07月27日 ISBN:9784309617527
税込価格: ¥1,562
作:
中澤晶子 絵:
ささめや ゆき 出版社:
汐文社 発行日:2023年07月11日 ISBN:9784811330518
税込価格: ¥1,760