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35万部突破の感動のロングセラーが装いもあらたにオールカラー絵本で登場!
人間の男の子と母ぎつねとの心あたたまるものがたり! 日ぐれになると、町はずれのでんわボックスに男の子がやって来ます。 病気のおかあさんに電話をかけに来るのです。それをじっと見守る子どもをなくした母ぎつね。 ところがある日、でんわボックスがなくなるかもしれないと聞いた母ぎつねは…。
幼年童話版が素晴らしいので、その本を読むきっかけになれば、と
おはなし会で読みました。
絵本ということで、8割ほどにストーリーが省略されているとはいえ、
童話版のイラストのたかすかずえさんの淡い絵ですので、
その世界を十分味わうことができました。
かわいい盛りの子ぎつねを亡くした母ぎつねが主人公。
ある日、電話ボックスで男の子を見かけて我が子のように親しみを感じるのです。
でも、そのうちに電話ボックスが取り壊されることになり、
その男の子も、電話の相手の入院中のお母さんの元へ引っ越すと知った
母ぎつねの心境が切ないです。
でも大丈夫。
ちゃんと救いはあるのですね。
どうしても感情移入しそうで、読むのは大変でしたが、
がんばって読みました。
子どもたちも、騒がしい場所でしたが、きちんと聞いてくれたように思います。
もちろん、読み物バージョンも持参して、紹介しました。
電話ボックス自体が町の風景から消えてつつある昨今、
その懐かしい電話ボックスとともに思い出してほしい物語だと思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子16歳、男の子14歳)
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