○あらすじ
「ちょうふくやまのやまんばがこどもうんだで、もちついてこう。」
ある夜、村の空に大きな声が響きわたった。そこで村じゅう集まって、大さわぎで餅をついたが、届ける者がいない。相談のすえ、力自慢の若者ふたりと、ばあさまひとりがいくことになった。ところが、若者ふたりは途中でこわくなって逃げてしまい、残ったのはばあさまひとりきり。ようようのことで、やまんばのうちにたどりついたが・・・。
ばあさまの知恵と勇気が、村に幸せを運んできます。秋田県に伝わる伝説をもとに描く絵本。
○編集部より
★数々の受賞に輝く民話絵本の代表作★
民話絵本のさきがけとして、1967年に刊行されました。ロングセラーとなった人気の秘密は、民話の世界をあますところなく伝える作家の語り口と、画家の色彩感あふれるダイナミックな絵、そして何より、大らかな人間味豊かな物語世界にあるといえるでしょう。
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