「さくらが さいたら いちねんせい」 「ランドセル しょって いちねんせい」 仲良しの二人の女の子、優しいさなちゃんと元気ならんちゃん。 二人は「さくらいろのランドセル」をお揃いに買おう!と約束しますが・・・。 さくらいろのランドセル!何て素敵な思いつき。自分が子どもの時にそんなランドセルがあったら 絶対欲しいな。思わず一緒に惹き込まれてしまいました。 でも、なかなか事はうまくは運ばないもの。小学生の頃って、こんな出来事多いですよね。 そんな二人の心の動きが、桜の木を背景に繊細に描かれていて、読み手の心も一緒に動かします。 でも、最後には満面の笑み! 「子ども達には嬉しくて楽しい気持ちいっぱいで、学校に通って欲しい」 作者のそんな願いが伝わってきますね。さくらいろの素敵な絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ふたりの女の子は、おそろいのさくらいろのランドセルにしようとやくそくしました。ところが、あかいランドセルをおくられて…。
ランドセル、学校が楽しみになる絵本! 小さな子の約束、心の動き、想いをていねいに描く。
小学校に入学する子にとってランドセルを買うことってすごい嬉しいこと!
年長さんくらいになると、仲良しのお友達もできて、
子どもたち同士でランドセル情報を交換したりする姿がちらほらみられました。
そんな子どもたちの姿、子供たちのやりとりがお話になったような絵本です♪
好きな子と同じ色がいい。
でも…
絵本の女の子たちの微妙な心境がなんともかわいらしいです。
ランドセル選びの時期におすすめです。
今年の入学式の時期に桜もとってもきれいに咲いているのもあり、
石井さんの描いている風景が現実ともマッチしていて、
息子は自分の入学式を想像していたのか、
とってもうれしそうでした。 (Sayaka♪さん 30代・ママ 男の子6歳)
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