「生みたてたまごが6個と、お茶にいただくケーキと、なしをひとやま買ってきてね。それからベーコンわすれちゃだめよ」とお母さんに言われ、お使いを頼まれた男の子。買わなくてはいけないものを忘れないように買い物リストをぶつぶつ唱えながら出かけますが、途中いろんなものを見かけていつの間にか「太いだいこん6本と、ぼくにいただくケープと、はしごだんがひとやまと、それからベーコンわすれない」と買い物リストが変わってしまいます……。
英語の韻遊びを絵本にした作品。買い物リストを唱えながら、どんどん内容が変わっていく状況におかしさが生まれます。たまご(egg )とだいこん足(leg)、ケーキ(cake)とケープ(cape)、なし(pear)と階段(stair)などなど、どれも英語の単語を思い浮かべるとクスッと笑える組み合わせばかり。お買い物リストがどんどん変わってしまい、最後はどうなっちゃうのだろうという心配はご無用。お話は巧みに展開され、最後にはオチもついています。 ――(ブラウンあすか)
お母さんにおつかいをたのまれた男の子が、忘れないように品物の名前をくり返していると?!? ユーモアあふれる楽しい絵本。
小学1年生のクラスで、読み聞かせをしました。
子供たちは、お父さんが現れたので興味津々。そんなところで「ベーコンわすれちゃだめよ!」と始めたら、みんなの目が輝き始めました。
「ベーコン…」は、お母さんに頼まれた4つのお買い物を、内容が途中でどんどん変わっていく話。間違った買い物をして帰る途中、一つずつ思い出して行くのですが、最後にベーコンを忘れてたというお話。
話の間合いで、「それ違うよ」「ナシだよ」などと、子ども達の言葉が入って、ツボにはまった感じ。
子供たちになじみのないモノもあったと思いますが。子供たちは感覚とリズムで絵に夢中です。
楽しかったです。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子12歳)
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