母から子へ伝えたい。ピアノを愛する人すべてに贈る物語。
(だれが ひいてくれるのかしら)
くるひも くるひも まちつづける ピアノの まえに、あるひ ちいさな おんなのこが あらわれました。
「このピアノが きにいったかな?」
「この ピアノも わたしのことが だいすきみたい!!」
おんなのこは ピアノに 『メロディ』と なまえを つけました。
(わたしは せかいで いちだいだけの なまえの ある ピアノ)
メロディは、うれしくて たまりませんでした。
うれしいことが あったとき かなしいことが あったとき おんなのこは、いつも メロディを ひきました。
でも、おんなのこが ちゅうがくせいになり、こうこうせいになると、メロディとすごすじかんが だんだんと すくなくなり…
この絵本を、世界中のピアノと、ピアノを愛するすべての人に贈ります。
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