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サラミ

ママ・30代・兵庫県、女4歳 男0歳

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サラミさんの声

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自信を持っておすすめしたい 新鮮な擬音(訳に感動!)  投稿日:2004/04/20
サリーのこけももつみ
サリーのこけももつみ 作・絵: ロバート・マックロスキー
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
外国の絵本は、ほんとうに訳次第だなと改めて感じさせてくれる絵本でした。シックな濃い色一色で描かれた絵(サリーの服のかわいさ、靴のデザインの凝ったところなんかも素敵!)に、今時の軽い日本語が当てられていたらきっと、この絵本の持つ世界観は損なわれていただろうと思います。
ブリキのばけつにこけもも(こけもも、だなんてなんていい響きの日本語でしょう)を入れる音「ポリン!ポロン!ポルン!」というのを聞くと、無意識にも大きさや重さのふぞろいな小さな実を摘んだんだな...というイメージがわきますし、おかあさんのばけつにいれても音はしなかった=底に当たらないくらいたくさん入っている、ということも「そうなのかー」と子供にも理解できるし想像できると思います。
サリーがおかあさんのばけつに自分の摘んだ実を入れ、もう一度返してもらおうと思って手を入れたら思わずほかのまで掴んでしまった...というくだりでは、『そうか!子供は子供でいろいろ考えてるんだ!勝手な思い込みをいつもしてるのかもしれない』という一見あたりまえのこと(でも、母親が忘れがちなこと)を鮮やかに教えてくれます。
3才の子供にとってはすこしむずかしいというか、お話が長いようであまり熱心に聞いてくれなかったのですが、もうすこし大きくなったらまた必ず読んで聞かせたいです。
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自信を持っておすすめしたい 子供の心に寄り添ったお話  投稿日:2004/04/20
あさえとちいさいいもうと
あさえとちいさいいもうと 作: 筒井 頼子
絵: 林 明子

出版社: 福音館書店
うちの娘はひとりっこなので、妹がいるという状況、お世話をしてあげなくては(またはしてあげたい)という気持ちなど、最初は共感しにくかったようです。
でもお話が進むにつれて、あやちゃんを探して息を切らしてはしるあさえちゃんの姿や、ひとちがいであやちゃんがみつからない場面などを『ぎゅっ』と目をつむって手をにぎりしめて聞いていました。ちいさい子はいろんなことがわからなくて面倒をかけることもある、という経験がないからか、最後には「なんであやちゃんどっかいっちゃうのよ!!お姉ちゃんかわいそうでしょ」と怒ったりもしていました。
でもそれだけ子供の心に寄り添ったお話なんだなと感じました。
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自信を持っておすすめしたい 理屈抜き・奇妙で微妙な世界  投稿日:2004/04/20
キャベツくんとブタヤマさん
キャベツくんとブタヤマさん 作・絵: 長 新太
出版社: 文研出版
もしかしてこういう、ちょっと不気味で怖い不思議な世界があるのかも...と想像することが子供は好きですよね。現実にあったら困るんだけど、でもちょっとのぞいてみたい。そういう気持ちにぴったりはまる、キャベツくんシリーズ。ちょっとキモチワルイという感じのもの(ヘビとかムカデとかミミズとか...魚も「サカナ」って書かれてとんがった歯なんかあると、なんか気持ち悪いから不思議)がつぎつぎでてきて、キャベツくんもブタヤマさんも、もう状況に逆らえないというか、どんどんピンチになっていく様子がとにかく理屈抜きに奇妙です。
ブタヤマさんが「ずっとたべたいとおもってたんだ。ゆるしてね ゆるしてね」というところなんかはなかなかにリアルで、こんな絵本がかける大人がいるんだ!ということに何度も驚かされる新鮮さがあります。
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自信を持っておすすめしたい いつもおなかすいたまま終るのね...  投稿日:2004/04/20
つきよのキャベツくん
つきよのキャベツくん 作: 長 新太
出版社: 文研出版
キャベツくんと出会って半年足らず。でも、もう娘ははまりっぱなし、娘の友達も狂ったように読んでいるそうです。そりゃそうですよね、自由な発想とはまさにこのこと!!とばかりのキャベツくんの世界は、なんの脈絡もないようでいてなぁんとなーく繋がってる、という、ファンの心をくすぐるところも持ち合わせているんですから。
「トンカツだってたべない。」と、『キャベツくんのにちようび』で断言していたブタヤマさん、なんだ結構食べたいんだ〜、と思わずにやりとしてしまいました。
ソースがでてくる場面もなんだかかわいいですよね。
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自信を持っておすすめしたい 開く前からわくわく  投稿日:2004/04/16
かえるくんにきをつけて
かえるくんにきをつけて 作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
五味太郎さんの作品、というだけで、開く前からわくわくしてしまいます。この本とは、予防接種に行った病院で出会ったのですが「ほらほら!おもしろい本あるよー」と読む前から子供に言ってしまいました。絵本の主人公が『おれ』っていう時点でもう掟破り感は否めないですよね!「けんかするか?」とか、おいおいいきなりかい!!って思ってしまいますが、憎めないかえるくん。読み手より常に目線は上!な高飛車さもおもしろいです。
「またくるかしら」とさらりと終る感じもすごく好きです。
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自信を持っておすすめしたい 辛い目にあわなくてよかった...  投稿日:2004/04/16
はなのすきなうし
はなのすきなうし 作: マンロー・リーフ
絵: ロバート・ローソン
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
なによりいいなと思ったのは、おかあさんの態度でした。
はしゃいだりじゃれたりというような、子供らしいすがたを示さない、いつもひとりでいる我が子に対して『さびしくないのか』と心配してたずねてみる・でも、本当にさびしくはないのだ、この子はこれでしあわせなのだと確信できるおかあさん。
このおかあさんは、うしでしたが、よくもののわかったうしでしたので...といったようなくだりが素晴らしいです。
子供がほかの子たちと違った反応を示す時、それがなにか不安や辛さのサインである場合もあると思います。もちろん、それが個性である場合もあるでしょう。本当はそれがなんなのか、見抜けないことがあったとしても、子供本来の姿を母親としていつも受け入れようとしているという態度を示してあげることが最大で唯一、自分にできることなのかもしれないと思わせてくれる本でした。
個性的でありつづけるということは、現実には多くの場合、辛さを伴うこともあります。でも、「ふぇるじなんど」が最後までただただお花を好きでいつづけて、幸せであってくれたことに心からよかった...と思いました。
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自信を持っておすすめしたい 懐かしさとシックな色合いの同居  投稿日:2004/04/16
のせてのせて
のせてのせて 文: 松谷 みよ子
絵: 東光寺 啓

出版社: 童心社
赤ちゃんのころから親しめることであまりにも有名なこのシリーズ。男の子ならみんなくぎづけになりそうな、クラシックな赤いオープンカーでおでかけです。
背景が白でないことがこんなに新鮮で、かつ懐かしくあたたかい感じがすることに驚きました。淡いグレーの紙の上に描かれた動物たちがなんてシックなんだろう、と思わず見とれてしまいます。それから、トンネルを抜けるシーンがあまりにも現実感があって、まぶしい光が本当に差してくるようで、素敵です。
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自信を持っておすすめしたい かわいらしい言葉づかい  投稿日:2004/04/16
おばけのバーバパパ
おばけのバーバパパ 作: アネット・チゾン タラス・テイラー
訳: 山下 明生

出版社: 偕成社
「バーバパパはね、〜だったんです。」という口調で終始語られる、バーバパパの出生の秘密(?)。そのやさしい口調がとてもいいなと思いました。
フランソワが水をやって、土から生まれたバーバパパ。おばけのお話で土から植物のように生えてきた、というのは他に類を見ない感じがします。でも、バーバパパのやさしく包み込むような行動を考えると、そういう生まれ方がいちばんふさわしい気がしてきます。おばけであること、大きいこと、どんな生き物だかわからないことから辛い目にもたくさん遭うバーバパパ。でもいつもおだやかでやさしく、まわりを癒すような存在であることは変わりませんね。
やさしくみんなの役にたつおばけだとわかると急にちやほやする世間や大人の「心の目の曇り」も鮮やかに描いている作品だと思います。
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なかなかよいと思う ひとごとじゃないよね...  投稿日:2004/04/16
ノンタンがんばるもん
ノンタンがんばるもん 作・絵: キヨノ サチコ
出版社: 偕成社
ブランコで調子にのってたかくこいでいたノンタンが、大怪我をしてしまう...というはじまりを見て、私と娘は顔を見合わせてしまいました。ちょうど前の日に、「立ちこぎ」の練習をしていてブランコからおちたところだったからです。幸い娘は手をすこしすりむいただけで済んだのですが、ノンタンは耳がちぎれかけてしまう大怪我です。注射をがんばるお話だとばかり思っていたら、その注射は麻酔だったんですね。カバの看護婦さんが陽気に注射のことを説明してくれるのですが、読んでいる私のほうまで「そんな明るくしてる場合ではないのでは...」と不安になるくらい痛そうで、はやくはやく治療してあげて!!と思ってしまいました。包帯がはずれても傷跡がまだ残っていた最後のページのノンタンが痛々しくて、ちょっと胸が痛みました。
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なかなかよいと思う ミッフィー大好きな子におすすめ  投稿日:2004/04/13
ミッフィーのおうち
ミッフィーのおうち 作・絵: ディック・ブルーナ
出版社: 講談社
ストーリーといえるようなものはとくにないこの絵本ですが、ミッフィーちゃん大好きなお子さんにはすごく喜ばれると思います。
ミッフィーちゃんがおたんじょうびのおはなしのときにも「おきにいりのふく」として着ていたワンピースや、そのほかのワードローブ、新しく買ってもらったのかとくにうれしそうにとりあげているオーバーオール、おもちゃばこのなかにはこちらもおたんじょうびにいただいたくまちゃんなどなど、ミッフィーのお気に入りが目白押しです。
持ち手がふたつついたカップは、昔年のはなれた弟が使っていたのとよく似ていて、懐かしい感じがしました。
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