まず表紙、はりねずみがひらひらのワンピースを着ています。でも良く見るとワンピースははりねずみの針にささってぼろぼろ・・・。そして題名の「どうぶつにふくをきせてはいけません」のことば。 何だかもう伝わってきてにやりとしてしまいますね。さてさて、ラクダはどんなことになっているのでしょうか?ヘビは?ニワトリは? わかっていても予想以上に本当に笑ってしまいます。まず実際に洋服を着ている動物の何だかヘンテコな姿の絵を見て笑って、そこに添えられた、なるほどもっともな(ちょっぴり皮肉の効いた)ことばを聞いて更に笑って。最後の一ページは何だか気まずい?おちもついて。 作者いわく、よほど寒い日に犬がコートを着るのが限界でしょう、と。確かに。納得です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
綿密に描かれ、まじめな顔をした動物たち。 しかし、洋服を着た動物たちが置かれている状況はおかしなことに・・・・・・。
表紙に「動物が動物のオシャレについて考える会 推薦」
というシールが・・・!!
まだ子どもに読んでいませんが、ウケることは間違いない。
個人的には、ニワトリとキリンのページが好き。
そしてもちろん最後も・・・!!
笑わせながら実は、意思疎通できない動物に対する、
人間の勝手なかわいがり方を風刺してもいるのかな?
人間に「人権」があるなら、動物にも「動物権」を〜!!
・・・はっ!もしや、「親子ペアルック」も・・・?!
つまり、自我未発達な子どもにかける、
親の自己満足的な愛情をも風刺しているとしたら・・・
これはかなり、深〜いのかも!(得意の考えすぎ!) (ちうやかなさん 40代・ママ 男の子10歳、男の子7歳)
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