ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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2020年の課題図書に選ばれたのはどんな作品? 今年もバラエティ豊かに、物語の本を始めとして、環境問題、平和について考える本、伝記など幅広い内容の本が揃いました。読書感想文に向けて読んでみるだけでなく、ぜひ夏の学びや楽しむための読書として手に取ってみて下さいね。
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【小学校低学年】
にしやんといがらしくん。二人は幼稚園のときからの友だちだ。いがらしくんは鼻の穴に豆を入れた「はなまめ伝説」がある。にしやんはすぐ泣きよわっちい。
ある日、元気のないにしやんに声をかけたいがらしくん。にしやんの家の犬のごんすけが病気と老衰で死にそうなことを知る。学校帰り、ごんすけが心配なにしやんが走り出し、二人はにしやんの家まで走った。「ごんすけは いつ 死ぬの?」最初はにしやんの気持ちがわからない、いがらしくんだったが……。
【小学校低学年】
大好きな相撲の「呼出し」になりたいと思っている男の子。相撲をテレビ観戦するだけではなく、大相撲見物や相撲部屋へも何度も連れて行ってもらい、呼出しさんとも知り合いになって、呼出しになる夢を大きく膨らませていく。中学を卒業するとすぐ相撲部屋に入門し、はりきって修行を始める。
夢に向かって進む少年の姿と、相撲の取組前の「よびあげ」だけでなく、土俵作りやふれ太鼓など「呼出し」のさまざまな仕事や相撲部屋の生活を描く。
【小学校低学年】
広島に初めて小学校ができた頃、タヌキも夜の学校で一生懸命勉強をしていた。人間たちは見て見ないふりをするが、いつしかうわさは広がり、タヌキたちは、しかたなく校庭のクロガネモチの木の根元の洞穴で学ぶようになる。
時は過ぎ、戦争が始まり、タヌキの姿も見えなくなる。広島への原爆投下、そして復興を経て、タヌキの子どもたちが再び姿を見せた。ほのぼのとしたタヌキの姿から平和の尊さが伝わり、広島の歴史を見つめることができる。
【小学校低学年】
待っている時間のなんて長いこと。でも、楽しい時間はあっという間だ。同じ時間なのになんでこんなに違うのだろう。パパはいつも「あと5分」っていう。パパだけじゃない。大人はちょっとの時間を「5分」っていうんだ。でも、ぼくにはとても長い。大人とぼくの「5分」は違うのかな。パパとママとぼくの一日。朝から夜までの「5分」を、ぼくの感じ方で書いてみた。どうだろう。みんなはぼくと同じ「5分」かな?
【小学校中学年】
4年生の6月、両親の夢のマイホームへの引っ越しから2週間、自分は「ひとりでいるのが好きな、おとなしい」転校生となっていた。父は転勤、母は働き始め、「明日はせっかくの土曜日なのに、つまんないなー……」とサトシが星空を見上げてつぶやくと、流れ星⁉
翌朝「よおっ!」と現れたのは青色のカッパ? なんと1日サトシと過ごすミッションで、断るにはすみかを探して連れて行くしかないという。不思議な1日の出来事を通して、サトシは自分らしさを取り戻していく。
【小学校中学年】
アイサトは、便利なポリ袋を1枚地面に捨てた。村のみんながポリ袋を捨てていくうちに、道いっぱいにゴミの山がひろがった。人間が捨てたポリ袋を食べてしまったヤギたちが、命を落とす。なんとかしなければ。アイサトは、この問題を解決するポリ袋のリサイクルの計画を考える。
笑いものにする人たちがいる中でも協力して、ゴミ問題に立ち向かう。アフリカのガンビア共和国にあるンジャウ村の実話である。
【小学校中学年】
著者は朝日新聞の記者として南極観測越冬隊に参加し、北極への取材も体験している。「南極と北極、寒いのはどっち?」「氷の量は、どっちが多いかな?」等、北極と南極の違いについてクイズ形式で問う。そこから分かる地球環境の変化についての解説から、極地を知ることで、地球の今と昔が分かり、未来について考える機会を与えてくれる。
地上最大の肉食動物ホッキョクグマ、南極のペンギンたちなど、極地に棲む様々な動物を自身が撮影した、動物記も興味深い。
【小学校高学年】
広島平和記念資料館に展示されていたアルバム。そこには床屋の鈴木六郎さんが撮影した家族の写真がていねいにレイアウトされていた。
写真には子どもたちのはじける笑顔や可愛がっていた動物たちなど、日々の暮らしや町の風景が写し出され、愛情にあふれていた。ところが、この家族は原爆で一家全滅したという。
原爆投下の前に六郎さんが兄に託したアルバム。ヒロシマの消えた家族の写真を通して「思い」を伝える。
【小学校高学年】
環境教育にも携わるイタリア人作家、ジュゼッペ・フェスタの作品。動物と山を愛する目の見えない少年と、実際に出会ったことから書かれた。
幼い時に失明した少年、ルーチョは、叔母のベアと山歩きをするのが大好き。ある夏、山小屋で出会った少女、キアーラとワシのヒナを見に行くことになる。しかしそのヒナを、2人組の密猟者が狙っていて……。
自立を願う2人の成長と、五感を大切にすることで得られる喜びを描く。
【小学校高学年】
「自転車に乗って自由に楽に出かけたい」という思いを体の不自由な人こそもっている。誰でも乗れるバリアフリーな自転車。どこかで誰か作ってくれないだろうか。そんな夢をかなえてくれる人、それが堀田健一さんである。
夢の実現は簡単ではない。体がどんな状態でも乗れる自転車は完全なオーダーメイドであり苦労の連続だ。でも、堀田さんは、みんなの笑顔のために決してあきらめなかった。仕事とはどんなことかも、伝えてくれる。
【中学校】
風汰は中学2年生。職場体験の希望先が最後まで決まらずにいたが、最終的に軽いノリで選んだのは地元の「エンジェル保育園」だった。
ちょんまげ姿の奇抜ないでたちで職場体験に臨む風汰。慣れないことの連続だが、子どもたちと向き合う中でいつの間にか園の人気者となり、欠かせない存在となってゆく……。
等身大の日常の中で、みずみずしい感性とほっこりとした温かさが描かれる少年の成長物語。
【中学校】
アフガニスタンからの難民のサミは祖父と米国で2人暮らし。ある日、2人の生活を支える伝統楽器ルバーブを泥棒に奪われ、楽器店に売り飛ばされた。700ドルあれば買い戻せる。ただし期限はわずか4週間。サミは友だちの助けを借り、キーホルダーを元手に物々交換の「取引」を重ね、お金をためる。その間にも、故郷での過酷な体験の記憶が突然、サミを襲う。
果たしてサミはお金を用意できるのか。
【中学校】
4組の被爆証言者とその内容を絵画で表現する高校生のエピソードで構成されている。この活動は、「次世代と描く原爆の絵」プロジェクトとして、2007年に始まった。広島市の基町高校で学ぶ生徒が、74年前の被爆の「記憶」を丁寧に聞き取り、卓越した描写力と表現力で「記録」として1年をかけて1枚、絵に残してきた。
絵画の制作過程で得られた高校生の心の動きを通して、次世代の子どもたちに戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えてくれる。
【高等学校】
少数民族「ロマ」の少女ケジアは両親とともに幌馬車に住み、祭りの開かれる村々を回る移動メリーゴーラウンドで暮らしを立てていた。
町外れの農場に住むロレンゾは話すことに困難があったが、不思議なしかたで動物たちと心を通わせ、動物を癒やす力を持っていた。
ナチスが猛威をふるう第二次世界大戦下。フラミンゴの群れが舞うフランス南部の美しい自然を背景に、ロレンゾとケジアは兄妹のように友情を深めていく。
【高等学校】
時代は第二次世界大戦の前夜、大国の代理戦争に民衆が巻き込まれたスペイン内戦。その不条理をレンズを通して見つめ、戦場に生きる人々の物語を写し取ったロバート・キャパとゲルダ・タローは、報道写真の世界に新しい風を吹き込んだ。
ふたりは、迫害を逃れて互いに亡命の身を支え合う恋人であり、自由と平等の理想実現に燃える同志であり、そして写真の創造性を競い合うライバルでもあった。熱い日々と突然襲いかかる悲劇。豊富な資料と取材で再現する。
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