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「五呂八大明神いうても神さんのことやない。たぬきのことや」奈良に生まれ育った作者が、大和地方のことばで幼い子どもたちの心にしみじみと訴えかける、味わい深い物語絵本です。
お話自体はそんなに難しくも長くもないのですが、なんせ、口調が昔ながらの関西弁!
落語風、といいますか。独特の言い回しも多くって、関西人ですが、このイントネーションあってるのか?と思ったり、この言い方で意味わかってんのかなあと思ったり。
初めて読んだ日は特にリアクションもなく、読んだ私自身も読み方が難しかったなあって程度の感想でしたが、翌日も息子はこれを読んでほしいと。
面白かったんだ〜ってか意味わかったんだあ〜とちょっと新鮮でした。
2回目は読む側もちょっとコツがつかめてきて、独特の雰囲気言い回しを楽しめました。
落語家気分です。
イントネーションとかそんなに難しく考えなくても、伝わるのかも。
最後の一言、なにがめでたいんやろ、という締めが、なんとも味があって素敵です。 (たっちママさん 40代・ママ 男の子7歳、女の子4歳)
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