朝の発表で何を話すか悩んでいたハキちゃんは、クラスメイトのよねだ君から「カナヘノサウルス」という生き物を見せてもらいます。その正体やいかに!? 豊かで自由な子どもの発想を描いた、おかしさ満点の傑作童話!
ハキちゃんのクラスでは、一時間目の授業の前に、黒板の前に立って、みんなに教えてあげたい事、一人ずつ話す「朝の発表」があります。
人の前でも自分の意見をきちんと言えるようになるための訓練なのです。
みんなに「おおおっ!」と言われるようなものを発表したいハキちゃんなのですが・・・
公園の入口で会った同じクラスのよねだくんは、こおろぎをたくさん捕まえていました。
こおろぎがカナヘノサウスルの餌だと聞いたハキちゃんは、カナヘノサウルスを見たくて、よねだくんの家へ連れて行ってもらうことに。
そこで見たカナヘノサウルスの正体は!!
ハキちゃんは、カナヘノサウルスを発表することに決め、二人でカナヘノサウルスを探しにはらっぱに出かけます。
二人のカナヘノサウルス探しはとても楽しそうで『モンシロマイムス・トノバッタノドン・カマキリトプス・テントウムシマイムス』など名前つけっこ遊びのページは、大好きです。
いつも見ているものが少しの発想ですごく素敵に見えること。
それを教えてくれたよねだくんのことを『よねだはかせ』って呼ぶハキちゃんの気持ちがよく分かります。
でも、最後は『はかせからばかせ』に格下げになっちゃいましたけど。
これも、ウケていました。
小学校での子どもたちの様子を見ることができて、早く小学生になりたいあやちゃんにちょうど良い本だったと思います。
私も『最近の小学校ではこんなことやってるんだぁ』なんて思いながら読みました。 (きんさんさん 40代・ママ 女の子5歳)
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