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「まどっておくれ まどっておくれ」いつだって、そいつがいうのはそればかり。わるいことやいやなことは、ぜんぶだれかのせいにする。どんなにしんせつにされたって、ありがたいなんておもわない。そう、それがそいつさ---ツェねずみ。そんなツェねずみが、さいごに、どんなめにあったかって?それはね・・・・・・。宮沢賢治の独創的な物語を、よりユーモラスに描いた登場人物たち。また、宮沢賢治独特の音や動作を表す言葉が、まるで聞こえてくるかのように活き活きと石井聖岳が表現!
▼「宮沢賢治の絵本」シリーズ
【著者プロフィール】石井 聖岳 1976年静岡県生まれ。名古屋造形芸術大学短期大学部卒。学童保育での子どもと触れ合う経験などを経て、絵本作家になる。2008年に「ふってきました」(もとしたいづみ/文 講談社)で第13回日本絵本賞及び、第39回講談社出版文化賞絵本賞受賞。主な絵本に「もうすぐここにいえがたちます」(ほるぷ出版)「いもほりきょうだいホーリーとホーレー」(農文協)「ぷかぷか」「森のイスくん」(ともにゴブリン書房)など多数。 続きを読む
このお話の“ツェねずみ”は本当に心のねじ曲がった責任転嫁だらけの嫌な奴で、
似たような有名キャラクター、例えば『ドラえもん』のスネ夫君とか、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男より、性格がひどくありませんか?
ねずみ顔の似たようなキャラクターをつい連想してしまいました(*^_^*)
そして、有機物(生き物)と無機物(もの)とが同じ土俵になって言葉を通わしている。そんなことを想像して描いていた宮沢賢治の感性に驚きました。
石井聖岳さんのいやらしい感じのツェねずみがすごく感じが出ていました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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