どんぐりの木たちは、実を小動物たちに食べつくされて大弱り。「どうしたら元気な若木を育てられるだろう?」と会議を開きます。植物界と動物界の、知恵くらべが始まりました。
どんぐりには一年おきに「なりどし」と「ふなりどし」がある。その理由について片山さんが考えたお話だそうです。
動物たちが増えすぎると、余ったどんぐりが芽を出さなくなり、どんぐりが成長できない。そこで、どんぐりたちは考えます。毎年毎年、どんぐりを与えなければいいのだという結論になるのですが、
次はどうなるのだろうとドキドキしながら読みました。
最初は集中してなかった子供たちも、次第にお話の展開に吸い込まれていきました。
自然のしくみって、考えれば考えるほど深いし不思議ですね。本当によくできているのだなあと改めて感心しました。
このお話を読むと、森に行くと本当にどんぐりの会議が聞こえてきそうです。
片山さんの絵が、子供に媚びてない感じでお話と合っていてよかったです。
子供たちが自然に興味を持ったら是非お勧めです。 (きゃべつさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子4歳)
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