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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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えりこぷたー

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えりこぷたーさんの声

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なかなかよいと思う 美しい夜空  投稿日:2006/10/01
月夜の誕生日
月夜の誕生日 作: 岩瀬 成子
絵: 味戸 ケイコ

出版社: 金の星社
お誕生日に赤い洋服と星の形のブローチをもらった万里。嬉しくてその洋服を着たまま寝たその晩は月蝕。カワウソが万里を呼びにきて、川の中州へと連れ出します。カワウソ、クサガメ、カワネズミ・・・次々と現れる動物にせがまれて、万里はブローチや洋服のリボンをプレゼントしてあげます。みんな今日が誕生日。歌って笑って、お互いの誕生日を祝います。
どのページをめくっても優しいタッチの美しい夜空が広がり、大人も観賞用として楽しめそうです。月蝕で隠れていた月が姿を見せた瞬間は特にきれい。万里からもらったブローチやリボンをつけて嬉しそうな動物たちもかわいい。
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自信を持っておすすめしたい 小さくたって勝てるんだ  投稿日:2006/09/17
どうする?ビアンカ
どうする?ビアンカ 作: リンダ・ヴォルフスグルーベル
訳: いずみ ちほこ

出版社: フレーベル館
小さいけれどとても賢いねずみ、ビアンカのお話です。
ビアンカはお父さんお母さんと一緒に、3匹の猫が暮らす家の地下室に住んでいます。ある日、出てはだめだといわれていた地下室をつい飛び出してしまいます。
おなかぺこぺこだった3匹の猫に見つかり、猫たちは「自分の獲物だ!」とケンカをはじめるのですが、ビアンカは冷静です。「あたしに一番面白い遊びを教えてくれたら、あたしを食べていいことにする。」3匹はそれぞれ、遊びを教えてあげますが、ビアンカはどうなるのでしょう!?

まともに戦ったら勝ち目はないこねずみが、機転をきかせてピンチを切り抜けます。イラストはあたたかみがあり、ビアンカに翻弄される猫たちの姿には、くすっと笑ってしまいますよ。ラストではすっかり猫たちと仲良くなったビアンカが見られて、なんだか嬉しくなります。
物事を真正面からばかり見ないで、ちょっと違う角度から見てみると、解決方法が見えて来るかも、という教えが隠されているのかな?と感じました。
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なかなかよいと思う 何がまっくろけになるのかな?  投稿日:2006/09/17
まっくろけ
まっくろけ 作: 北村想
絵: 荒井 良二

出版社: 小峰書店
小学二年生のたっくんは、隣に住む絵描きのグウさんと仲良し。ある日グウさんがスケッチの旅に出ることになり、たっくんに「棚の上にあるスミのビンだけは使ってはいけません」と言って出かけます。してはいけないと言われるとしたくなる。たっくんはついついそのスミに手を出してしまいます!すると・・・?

荒井良二さんの挿絵は、いつもほんとうに自由な発想で描かれているんだなあと思うのですが、この作品はお話もすごく自由です。既成概念にとらわれていない感じが、子どもにもうけるかもしれません。全体的に話し言葉が使われているので、入り込みやすいと思います。
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自信を持っておすすめしたい うさぎがたくましく大冒険!  投稿日:2006/09/17
ベンジャミンのたからもの
ベンジャミンのたからもの 作・絵: ガース・ウィリアムズ
訳: こだま ともこ

出版社: あすなろ書房
「しろいうさぎとくろいうさぎ」で有名な作者さんの愛くるしいうさぎのイラストに惹かれて、手に取った絵本だったのですが、ほんわかした雰囲気からは思いもよらない展開になってびっくりしました。

主役はベンジャミン・ピンクといううさぎ。奥さんの名前はエミリー・ピンク(とても可愛い名前です)。ベンジャミンは晴れたある日ボートで海釣りをしていたのですが嵐に巻き込まれ、無人島にたどりつきます!無人島で助けを待ちながらすごすベンジャミン、ぼろぼろのズボンを履いたいでたちで、何かの映画を見ているみたいです(笑)。
穴を掘ってうちを作っていると、なんと宝箱を掘り当ててしまいますが?

ベンジャミンの本当の宝物が何か、最後まで読むと分かります。こんな風にたくましく冒険するうさぎの絵本はめずらしいと思うので、子どもさんは喜びそうですし、大切な人がいる大人のみなさんにも読んでほしい1冊です。
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なかなかよいと思う タイトル通りのストーリー  投稿日:2006/09/17
ゆうかんなちびのお針子
ゆうかんなちびのお針子 作: メアリー・ポープ・オズボーン
絵: ジゼル・ポター
訳: おがわ えつこ

出版社: らんか社
グリム童話「ゆうかんなちびの仕立てや」を書き直したお話なので、読んでみると「あ、知ってる!」と思う方も多いのではないでしょうか。
ジャムパンにたかるハエを一打ちで七匹やっつけたお針子、「ひと打ち7ひき」と刺繍したコートを羽織って旅に出かけます。大男に出会ったり、鋭い角を持ったユニコーンや凶暴ないのししを退治するように王様に頼まれるのですが、お針子がどんなふうに知恵を使ってピンチを切り抜けるかが見ものです。
でも、お針子の作戦で、大男ふたりが喧嘩をし、ついに両方とも死んでしまうところはちょっと怖いかも・・・?

昔のお話ですが、子どもにも分かりやすい文章で書かれていると思います。お針子が難関に出会ったときに「さあ、どうしたらいいかな〜?」とお話しながら読むと楽しそうです。
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自信を持っておすすめしたい 突拍子の無さが楽しい  投稿日:2006/09/02
うちのペットはドラゴン
うちのペットはドラゴン 作: マーガレット・マーヒー
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: こやまなおこ

出版社: 徳間書店
ベルサーキ家のおとうさんは、ある日おかあさんとケンカして、なんとドラゴンをペットに買って帰ってきました。ドラゴンは一家に愛されてどんどん大きく育ちます(ドラゴンを自慢に思っているお母さんがかわいいです)。しかしやがて庭で飼うのも大変なほどになり、市長に処分しなさいと言われてしまいます。
そこでドラゴンは「まほうれっとう」に住むことにし、クリスマスの間ベルサーキさん一家もそこで過ごします。
不思議な「まほうれっとう」の描写が楽しく、ところどころにユーモアが効いています。
突拍子も無い展開のお話ですが、そこが子どもの心をつかむのではないでしょうか。
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なかなかよいと思う 幻想的な森で  投稿日:2006/09/01
アティと森のともだち
アティと森のともだち 作: イェン・シュニュィ
絵: チャン・ヨウラン
訳: 中 由美子

出版社: 岩崎書店
おばあちゃんがアティに話してくれた、アリ山の「まんげつのさくらまつり」。一緒に行こうと言っていたのに、おばあちゃんは亡くなってしまいました。アティがお父さんとアリ山に初めて行ったその夜、おばあちゃんからもらった、大切なさくらの花びらが風にさらわれ、それを追いかけてアティは森の奥へと入ってしまいますが・・・?

作・絵とも台湾の方で、フィールド調査や考証をもとに台湾のツォウ族を描いたものだそうです。絵を手がけられたチャン・ヨウランさんはこの絵本だけに2年間全身全霊をかたむけたそう。
細部にわたるまで繊細に描きこまれた、幻想的な森のイラストが美しく、特にラストのさくらの花は見事です!
さくらといえば日本のもののようなイメージでしたが、自然の美しさを感じる心には国境はありませんね。
よーく隅々まで見てみると、たくさんの種類の動物が登場していますよ。
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なかなかよいと思う 外見より中身!  投稿日:2006/08/30
ウィンクルさんとかもめ
ウィンクルさんとかもめ 作: エリザベス・ローズ
絵: ジェラルド・ローズ
訳: ふしみみさを

出版社: 岩波書店
おんぼろ船の漁師ウィンクルさんのお友だちはかもめだけ。
かもめにえさをあげる彼を、他の漁師はバカにします。
ある日魚がまったくとれなくなり、海辺の町は活気をなくしてしまいますが、そんなときかもめがウィンクルさんにないて呼びかけます。かもめについていったウィンクルさんは魚の大群に出会うのです!
お人よしのウィンクルさんは魚を独り占めなんてしません。また町が元気を取り戻します。
ものの見かけにとらわれないウィンクルさんの人柄にほんわかとした気持ちになります。
表面だけをピカピカに着飾ることよりも大切な、心の豊かさ。
イラストもカラフルで、見ていて楽しいです。
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なかなかよいと思う ともだちって、いいかも  投稿日:2006/08/30
オオカミのともだち
オオカミのともだち 作: きむら ゆういち
絵: 田島 征三

出版社: 偕成社
ひとりでいるのが好きな、仲間のいないオオカミ。
ある日クマがいっしょに獲物を探そうと声をかけてきました。
オオカミは、もしかしたら自分を食べるつもりでは?と疑心暗鬼です。
でもクマは気にすることなく、とった蜂の巣を半分くれたり、がけから落ちそうになったオオカミを
助けてくれたり。すっかりふたりは仲良くなりました。
疑いをもって接するのではなく、素直に相手を受け入れてみることもいいものですね。
するどい歯がいっぱいの口を大きく開けて、ちょっと無気味に見えるオオカミとクマですが、次第に
ユーモラスに、かわいく見えてきます。
友だちって、なんだかいいな。一緒にいたら楽しいな。そう思える一冊です。
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自信を持っておすすめしたい おかあさんに贈るキス  投稿日:2006/08/20
ローザから キスをいっぱい
ローザから キスをいっぱい 作・絵: ペトラ・マザーズ
訳: 遠藤育枝

出版社: BL出版
おかあさんが結核にかかっって遠くの病院に入院することになり、おばさんのところにあずけられる事になったローザのお話です。作者の方が実際に体験されたことを絵本にされたようです。
最初は寂しくて泣いてばかりだったローザも、次第におばさんの家での生活に慣れ、ブルーベリー摘みに出かけたりいとこのビルギットと遊んだり、楽しく過ごすようになります。

毎週日曜日は色んなキスを入れた手紙をおかあさんに贈るのですが、「とりのキス。さえずりながら。キスができるの」「きをつけて。さかなのキスなのでしめっています」と、ユーモアたっぷりのローザのキス、とても微笑ましいです。その手紙をいつも病院で心待ちにしているおかあさんの姿が目に見えるよう。
離れ離れになっている大切な人には、愛情を形にして伝えることも忘れてはならないなと感じました。
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