ことちゃんの家には鳩時計があります。猫のねねこは、いつも鳩時計の鳩と遊びたくてたまりません。ある日「くくう」と出てきたところにちょっかいを出して、時計を壊してしまいました。でも、ことちゃんが時計屋さんで直してもらって、おまけにねねこに小さな家をもらいました。ねねこは、鳩時計の鳩と一緒に家を出たり入ったり。かわいい猫時計になりました。思わずくすっと笑ってしまう幸せな日常のひとこまを描きます。
ことちゃんの家の鳩時計。
お家の形をしていて、時間が来ると鳩が出て来て「くくう くくう」と鳴きます。
ねこのねねこは、ことちゃんがお出かけした後、はとと遊ぼうとしますが…。
最初から最後まで、ほかほかあたたかい気持ちで読みました。かわいいなぁ…の一言です。
淡々と語られているのに、ねことことちゃんの仲の良さや、優しいお母さんや時計屋さんの事が、自然に胸にしみてきました。
時計屋さんのお店の様子も、とても楽しいです。
小さな子どもたちと読みたい、ぽかぽか、かわいい、一冊。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子11歳)
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