ちいちゃんはこねこを拾いました。でも、お家はアパートで飼えません。小さな命を守ろうとがんばった女の子のお話。
小学校図書室で夏休みの間に読んでほしい本として、企画展示しているうちの一冊です。
夏は仔猫がたくさん生まれます。。。そして捨てられ命を失う仔も。。
段ボールの中に捨てられていて、今にもカラスに傷つけられそうな仔猫を
ちいちゃんは助け出します。
拾って帰ったお家はアパートで、お母さんと二人暮らし。ずっと飼うことはできません。
表紙の絵は「里親探し」のために作ったチラシです。
大家さんから
「一週間以内に仔猫を何とかしてもらえなければ、保健所に連れて行くか
出ていってもらいます」と言い渡されます。
必死で「里親探し」をするちいちゃんとおかあさん。
学校では男の子たちに「猫きちがい」「猫売り」とからかわれます。
明日までに仔猫をもらってくれる人を見つけなければ
この子は保健所に連れて行かれる。
「保健所に行ったらどうなるの。殺されるの?! 」・・・
可愛い表紙とは裏腹にとっても重い内容です。
新しい飼い主さんのもとへ行く仔猫を見送った後
「ほんとは名前を付けたかった。他に何もいらないからあの子とずっと一緒にいたかった」
と泣くちいちゃんの言葉が、せつなすぎます。。。
親御さんと一緒に是非読んでほしい本です。 (あんぴかさん 50代・ママ 女の子18歳、女の子12歳)
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