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宮沢賢治の絵本 いちょうの実

宮沢賢治の絵本 いちょうの実

  • 絵本
作: 宮沢 賢治
絵: 及川 賢治
出版社: 三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!

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発行日: 2008年10月
ISBN: 9784895881197

サイズ:A4

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いちょうの実に託された秘密

いちょうの実はみんな一度に目を覚ましました。今日は確かに旅立ちの日です。この日を悲しんで、いちょうのおかあさんは、扇型の金色の髪の毛を昨日までにみんな落としてしまいました。子どもたちは、旅立ちの日に、あれこれとおしゃべりをして、準備をしています。楽しみにしている様子、不安でたまらない気持ち、思うように準備が進まないなど、それぞれの気持ちが、会話から伺えます。でもおかあさの声はまるっきり聞こえてきません。子どもの気持ち、親の思いが、痛いほど伝わってきます。やっぱり宮沢賢治って人は、すごい人です。
そして、いちょうの実が落ちたあと、木に残っていた一枚のコート、『ここにあったんだね。』
以前、いちょうの木が街路樹の道を、秋に車で走る時は、運転に気をつけなさいと母に言われたことを思い出しました。落ちたいちょうの実を子どもが拾っているかもしれないからだと…子どもの気持ち、親の思いが胸にしみました。
(おしんさん 50代・ママ )

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