動物園の動物を家で飼ったらどうなる!? 男の子の満面の笑顔とペットたちが表紙ですが、男の子が連れているのはキリン!ママがだっこしているのはコアラ! そう、この絵本は、家で動物たちを飼うための方法が描かれているのです。 設定が無茶で面白いのですが、動物たちを飼うためには、動物たちのことをよく知る必要があります。 少し遠い存在である動物たちですが、自分の家にいたら…という視点で考えてみると、とたんに身近に感じてくるから不思議です。 どんなところに住み、どのくらいの大きさで、何を食べているのか。どんなことに喜んで、どんなことに怒るのか。 ライオンはおしっこをスプレーのようにまき散らすので、しっぽをあげたら後ろに立たないように気をつけて。 ダチョウははりがねやゴムなど何でも食べちゃうので、いつもきれいに片付けておいて。 オオアリクイが好きなスープの作り方は・・・。 巻末には参考資料のページがあり、動物園の役割や飼育係の仕事についても触れています。 実に楽しい絵本です。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
普段は動物園でしか会えないキリンやゾウ、パンダ、ペンギン、コアラなどを家で飼えたら…。 そんな夢をかなえてくれる絵本。飼い方を通して、それぞれの動物の寝姿や食べるものなどをはじめとした生態がわかります。
この本は非常に面白い本だと思いました。実在する野生動物を一般家庭で飼う事になったなんて、通常思いつかない様な事を絵本の中で実現してくれているのです!こびとづかんのこびとは実在しないので非現実的だけど、こちらはある意味非常に現実的!おすすめ! (梅木水晶さん 30代・ママ 女の子3歳、男の子0歳)
|