0歳から100歳までみんなで楽しめる!
- 笑える
- 盛り上がる
- 全ページ
- ためしよみ
自分のことを知ることって、自分のことを好きになることかもしれないね。
「ぼくだけのこと」「わたしだけのこと」って言われたら、何か見つけられる?うーん、何だろう。すごく足が早いわけでもないし、珍しいペットを飼ってるってわけでもない。人気の児童文学作家であり、直木賞受賞作家でもある森絵都さんによる心に残る絵本。スギヤマカナヨさんの明るくて可愛い絵が、この絵本を親しみやすく魅力的なものにしています。
真っ白なしろねこかあさんと、真っ黒なくろねことうさんからうまれたのが、わたし、あかねこ。他の兄弟は、しろねこ、くろねこ、とらねこ、ぶちねこ、みんな白と黒でねこらしい模様。私だけ赤い色をしているから、お父さんもお母さんも、みんなが心配して同情ばかりする。私は、きれいで可愛い、この色が好きなのにな・・・。
けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて......
ひとりぼっちのおおかみは、仲間を求めて、ぶたの町、うさぎの町、とさまよいますが、どこへ行っても仲間はいません……。今までの絵本にはない、斬新なテーマに取りくんだ意欲作。
表示
出版社おすすめ |