>>>こちらもアカデミー賞受賞!長編ドキュメンタリー映画賞「Man on Wire」→『綱渡りの男』
ほとんどの建物が水没した土地で暮らす老人。ある日落とし物を探しに海に潜ると…。 第81回米国アカデミー賞短編アニメーション部門受賞をはじめ、2008年6月のフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)・こども審査員賞をダブル受賞、2008年度第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など、世界中の映画祭で20冠に輝いた短編アニメーション「つみきのいえ」を、作者である加藤久仁生(監督)、平田研也(脚本)の二人が絵本として描きおろしました。
8歳・7歳の息子娘と一緒に味わった絵本。
最初、
「水に沈んでいく家を積み重ねて生きて行くなんて
さみしいお話なのかな?」
と思いながらページをめくりました。
でも、そこには素敵な思い出を積み重ねたおじいさんの人生があったのです。さみしいなんて一つも描かれてなく、温かで柔らかいたくさんの思い出・・・。取り立てて珍しい人生ではないけれどとても幸せな人生。
大人向けの絵本だなと、胸があったかくなる思いでした。
すると、息子が
「にわとりがいるからさみしくないね。タンポポも咲いてるし。」
娘は
「お母さん、また読んで。」
と、感じることがあった様子。
(うんうん、何度も何度も一緒に味わおう。そして、私たちも思い出をたくさん積み重ねていこう。)
この絵本を読んで、そう思いました・・・。
大きな賞を取る絵本ですが、そんなことは関係なくあったかい気持ちにさせてくれる1冊。おすすめです。 (ハッピーカオリンママさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子7歳、女の子4歳)
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