しっかり仕事をするパンやのくまさんの1日
パンやのくまさんは、朝早く起きて、パンやパイ、お誕生日のケーキを作ります。パンがほかほかに焼きあがると、車にパンをつみこみ売りに行きます。パンが売れると、次はお店に帰りお店番。仕事が終わると、お店の奥の家に帰って、暖炉の前で晩ごはんを食べ、今日いただいたお金を数えた後、2階に上がって眠るのです。こうして淡々と、そしてきっちりと、パンやさんの仕事をこなすくまさんの絵本です。
我が家は小さなマジメなパン屋さんです。
このくまさんのように。
パン屋さんの絵本はたくさんあり、
職業柄相当たくさん読みました。
その私らパン屋夫婦が一番好きなパン屋さんの絵本が、
まさにこの本です。
パン屋というのは、決しておしゃれでも派手でもなく、
毎日毎日朝早く起きて、
丁寧に丁寧にパンを焼く。
お客さんが来てくれたことに感謝して一日を終える。
それだけなんです。
パンを焼くことは、生きることです。
息子も1才くらいからこの絵本が好き。
小学生になってもう絵本を読まない年だけど、
この絵本だけはどうにも手放すことができません。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子8歳)
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