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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 技師もおばあさんも好き  投稿日:2009/04/23
天とくっついた島
天とくっついた島 作: 立松 和平
絵: スズキ コージ

出版社: 河出書房新社
沖縄の孤島の大自然と、環境。開発による経済効果と環境破壊。それに加えて、戦争の悲惨さの体験。
言葉にすると堅苦しい内容が、絵本の中にぎゅうぎゅうにつまっていますが、とてもファンタジックな絵本です。
開発のために島を訪れた技師と島に住むおばあさんの会話で話が展開します。
「海がお母さんだ」なんて、おばあさんもすごい。おばあさんの語りはすごく説得力があります。私も技師の立場で感動してしまいました。
技師の思いもとてもよくわかります。技師は、この島を良くしようとしているだけなのです。
それが、日本が進んできた道だし、自分も島にリゾートを求めてまったく違和感がありません。
しかし、経済のためにはこの本のような「技師」が必要なのです。そして、環境保護のためには「おばあさん」が必要なのです。
立松さんは、自身の代表作「遠雷」を、絵本で表現してみたのでしょうか。(高度成長の中で崩されていく人間の心…、立松ワールドのテーマです)。
スズキコージさんの絵も、この物語にこめられた思いを見事に表現していると思います。
高学年にお薦めの本です。
子どもの視点から出る答えが、これからの日本の道を作っていくのだと思いました。
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なかなかよいと思う 想像してごらん  投稿日:2009/04/20
終わらない夜
終わらない夜 作: セーラ・L・トムソン
絵: ロブ・ゴンサルヴェス
訳: 金原 瑞人

出版社: ほるぷ出版
タイトルがとても良い。邦文タイトルも、原書名「Imagine a night」も。
「想像してごらん」。
表紙の絵とタイトルで選んだ絵本です。
夕食後、読み聞かせというのではなく、息子と絵を楽しみました。
ロブ・ゴンサルヴェスの幻想的な不思議絵。
ページを開く毎に夢が膨らんでいきます。
正に夜の絵本。そのまま夢の中で主人公になれそうです。
自分が、絵毎に語りをつけるとしたら、物語になってしまいそうです。絵に添えられた詩。
言葉少なで、後は読者に委ねるようなところもいいのかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 戦争をどう伝えるか  投稿日:2009/04/17
オットー 戦火をくぐったテディベア
オットー 戦火をくぐったテディベア 作・絵: トミー・ウンゲラー
訳: 鏡哲生

出版社: 評論社
読み終わって、私と奥さんは感動したのですが、息子の反応は今ひとつ。
戦争の中で、振り回されたテディ・ベア。第2次大戦での、ドイツのユダヤ人迫害。アメリカの人種差別。骨董品店でのデビットとの再会と、オットーとの再会。
時代に振りまわされながら、とても大切なものを伝えていると思いました。
ただ、この絵本の中にある「時代」を伝えることに難しさを感じます。ありきたりに戦争の悲惨さを伝えるだけでは充分ではないと感じたからです。
「ユダヤ人」というキーワード、オバマ大統領就任までのアメリカの人種差別と黒人の貧困、ウンゲラーは「時代」を鋭い視点で絵本に取り込んでいます。
どのレベルで子どもに伝えるか? 戦争を知らない親であり、オイルショックを知らない親であり、あまり日常に危機感を感じなくなった大人たち。
ウンゲラーの絵本は、風刺が効いていて辛口です。
数奇な運命を経て、再会したオットーとデビッドとオスカー。この絵本には感動があります。深みもあるだけに何度も読み返したいと思います。
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なかなかよいと思う 日本人の心  投稿日:2009/04/17
おへんろさん
おへんろさん 作: 宮脇紀雄
絵: 井口文秀

出版社: 小峰書店
息子が図書館で見つけた絵本です。
少し古風な感じもしましたが、今は失われてしまった日本人の心といったものを感じ、自分ではとても良い本だと思っています。
母親を亡くした幼子の家に、若い女のおへんろさんが宿を借ります。女の人は、家族を土砂崩れで喪いそのために巡礼して回っているのでした。
子どもがおへんろさんに感じた母親。旅人に宿を貸す家族の素朴なやさしさ。
ストーリの素朴さに、いつの間にか日本人が失ってしまった「心」を感じました。
「旅」、「旅立ち」は「旅行」と違い、自己発見の行動です。
自分が少し古いのかも知れませんが、自分の少年時代、青年時代を思い出しました。
この本、入手は難しいようです。このような絵本は古いと言われるのでしょうか。
昭和の時代。まだ、日本が牧歌的であった時代を残すような絵本は貴重だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 楽しいだましあい  投稿日:2009/04/17
ずいとん先生と化けの玉
ずいとん先生と化けの玉 作: 那須 正幹
絵: 長谷川 義史

出版社: 童心社
少し長めの話なので、短時間の読み聞かせには不向きかもしれません。
しかし、ずるくて欲張りなお医者さんと、人をだますのが得意なキツネの駆け引き。
だましたりだまされたり、最後までどうなるのかわからない面白さで、子どもたちがドキドキしながら話を聞いていることと思います。
キツネをだましたつもりが、キツネにだまされて…。そこはどっこいずいとん先生もただでは終わらない…。
あとは、だまされたと思って読んでみると、間違いなく子供受けする絵本です。
長谷川義史さんの絵も、子どもたちを引きつけるホンワリ感があって、子ども達のドキドキ感をとぎれさせない包容力があると思いました。
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自信を持っておすすめしたい ひどいね、かわいそうだね  投稿日:2009/04/11
ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ
ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ 作・絵: クリス・ウォーメル
訳: 吉上 恭太

出版社: 徳間書店
孤独な「かいぶつ」のお話です。
読んでいる側から、奥さんは「ひどいね〜」「差別だ!」と繰り返します。
自分も読みながら、そう思いました。
この「かいぶつ」、悪いことは何もしていないのに、友達が欲しいのに、動物は逃げるし、木は枯れるし、岩はくだけるし…。この「かいぶつ」、本当は優しいのです。
子ども達にはどのように伝わるのでしょうか?
外見で人を判断したりはしないでしょうか? 
弱い者いじめのときに、人をばい菌のように思って平気にはなりはしないでしょうか?
かいぶつが死んだ後、荒れ地には緑が戻り、動物たちが帰ってきます。友達だった石のウサギは埋もれて誰も気づきません。
おそろしい最後だと思いました。
かいぶつが死んで良かったとは思われないでしょうか?

私は、逆説的な意味でこの絵本をお薦めします。
作者には、私が気にかけたような意図は全くないのです。
子どもに読む前に下読みして、どのように伝えるかを考えたい大人のためのお薦め本です。
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なかなかよいと思う あるある、こんなこと  投稿日:2009/04/11
しってるねん
しってるねん 作: いちかわ けいこ
絵: 長谷川 義史

出版社: アリス館
あるある、こんなこと。制服姿の人、白衣にマスクで目だけしか見えない人。よく知っているのに町で会うと誰だか思い出せない。
挨拶されると一生懸命思い出そうとするんだよね。
そんな時の連想ゲーム。
僕は、結局思い出せなくて、忘れた頃に思い出したりします。
こんな事を繰り返していく内に、だんだんいろんな人を覚えていくんだよね。
長谷川義史の絵が、とても楽しいです。
低学年の子の読み聞かせ向きです。
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自信を持っておすすめしたい 悲しみを考える  投稿日:2009/04/11
悲しい本
悲しい本 作: マイケル・ローゼン
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あかね書房
今日ほど、「悲しい本」が身近に感じられる時はないのではないでしょうか。
コロナウイルス禍で気分は落ち込み、いつ起こるともしれない災害や、近づきつつあるように思えるミサイルに怯え、彼の地で起こった戦争で、ゲームのように殺戮される人の姿を目にしていると、たまらなくなります。
でも、自分が自分でいられるのは、やっぱり家族がいるからでしょう。
この絵本で、悲しみのどん底にいる男は、最愛の息子を失った喪失感の真ん中にいます。自分を愛してくれた母親も、もういません。
他に家族の姿の見えない孤独感が、男の置かれている立場を表しているように思えます。
幸せのふりをする演技は辛すぎます。
この男の炎のような悲しみを、客観的に見られる自分は幸せかも知れません。
でも、いつ訪れるかも知れない事実に、備える気持ちの大切さを感じます。
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自信を持っておすすめしたい あいさつはコミュニケーション  投稿日:2009/04/11
くまのこうちょうせんせい
くまのこうちょうせんせい 作: こんの ひとみ
絵: いもと ようこ

出版社: 金の星社
朝、子ども達と挨拶を交わしていて、挨拶は大切だと思う。
校長先生は、大きな声で挨拶しなさいと言っていたけど、自分の病気を通して「大きな声でなくてもいいんだよ」と痛感した。
挨拶って、声の大きさじゃないと思う。
この絵本は挨拶をとおしての心のふれあいの重要性を感じさせてくれます。
ひつじ君。校長先生の非常事態には大きな声で助けを求めた。大きな声を出して気持ちよかったと言ってくれた。
すごく大切なことだと思います。

この絵本、実在の校長先生の実話を元にしたお話と知り、重さを感じました。
日頃挨拶はコミュニケーションの第一歩と思ってはいますが、自分の余命を知った時自分はどうなるだろうか。人にやさしさしくいられるだろうか。
そんなことも感じさせた絵本です。

小学校低学年におすすめです。
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なかなかよいと思う 人情味を感じる絵本です  投稿日:2009/04/08
さらば、ゆきひめ
さらば、ゆきひめ 作・絵: 宮本 忠夫
出版社: 童心社
転校生。しかも地方巡業を続ける旅一座の女形で、つい女言葉を出してしまう。隣の席はいじめっ子。お母さんはいない。
登場人物だけを考えると、なんとなく重量感を感じるのだが、この絵本は実に軽快である。
いじめっ子のニカぞうを芝居の中に引っ張り込んでしまったり、父子家庭の家に女装姿でいっしょに食事をしたり…。
ストーリー、展開がじつに楽しいのである。
友だちって何? 
理屈はぬきにして、こんな絵本を読んで聞かせる方が、説教っぽい絵本より子どもに伝わるのかもしれない。
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