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		彼の名前は、ケチャップマン。押せば出てくる、真っ赤なケチャップ。自分にしかできない何かをさがして、毎日なやむケチャップマン。ポテトフライの専門店で、ひたすらポテトをあげる日々。ある日突然、トメイト博士があらわれて......。幻のデビュー作、待望の復刊!
 
		幻のデビュー作品にやっと出会えました。 
 いや〜、これはシュールレアリスム的芸術作品ですね。
 
 もうケチャップマンに体温を感じ、感情移入してしまいました。
 
 自分にしかできない何かを探して毎日悩むケチャップマン。
 何とストイックな姿勢なのだと感心しつつも、笑いがこみ上げて来ます。
 
 ポテトフライ専門店に売り込みに行っても見向きもされず、なぜかそのままアルバイトとして、店長にポテトの揚げ方の厳しい指導を受けるケチャップマン。
 
 ある日、店に現れたトメイト博士との出会いで、自身の魅力を初めて認めてもらえたのですが、・・・・・・。
 
 初めてケチャップに出会ったあの衝撃を思い出しました。
 甘さと酸っぱさの中に広がるトマトの旨味。
 ケチャップマンの人生そのものの味ですね。
 
 ケチャップマンの後ろ姿、いろいろと語っていますね。
 鈴木先生の画力に改めて感銘しました。
 
 この作品は、大人向けかな?
 疲れて帰って来たおとうさんに、ビールと一緒に差し出したい。
 
 まあ、小学校高学年から理解ができる作品だと思います。
 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
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