世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本であったまろう!冬のおはなし会おすすめ絵本
冬といえば、雪が降る楽しみ、雪あそび、セーター、てぶくろ、温かい部屋、年越し、お正月‥‥‥。冬の楽しさがいっぱいのおはなしを読んだら、寒い冬もなんのその、心がポカポカあたたかくなりそうです。冬のおはなし会におすすめしたい絵本を名作から新しいものまでさまざまご紹介します。
編集部おすすめ作品
雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて‥‥‥。ウクライナ民話から生まれた絵本『てぶくろ』は、日本でも1965年に内田莉莎子さんの翻訳で発売され、今でも変わらず子どもたちに読み継がれている傑作です。
食べ物のない冬、雪に中で2つのかぶを見つけた子うさぎ。1つはすぐに食べ、もう1つは同じようにお腹をすかせているろばに届けますが、ろばは留守でした。うさぎはろばの家にかぶをおいていきます。家に帰ってきたろばは、今度は山羊に届けます。そうしてかぶはどんどん他の動物たちのところへ。だれかを思いやるやさしさにあふれたお話です。
風邪をひいてしまった郵便配達のうさぎさんにかわって、3匹のねずみが配達に出かけました。おばあちゃんからもらった襟巻きをしっかりと巻いて、りすの家、たぬきの家、アナグマの家と順番に回っていきます。大雪の中、ねずみたちは一生懸命進んでいきますが‥‥‥。
もみちゃんのそりから、うさぎさんもぶたさんも、次々おっこちて、ころがって‥‥‥。もみちゃんが下についたら、あれ? 見たことのない雪だるまが! 「かばくん」の作者、岸田衿子さんと「ぐりとぐら」の画家山脇百合子さんによる楽しい絵本。おしゃれな動物たちのファッションにもご注目下さい。
寒い冬の夜。はりねずみのうちのストーブがこわれました。そんな時、りすもストーブが故障したので、泊めてほしいと言うのです。確かに、からだを寄せ合っていていればあたたかいのですが、りすには、はりねずみの針が痛くて寝られません。そこで、ふたりは、ふわふわ毛皮のアンゴラうさぎのうちを訪ねます。
ハリーは黒いぶちのある白い犬。お誕生日におばあちゃんからセーターをプレゼントされましたが、バラの模様が気に入りません。お出かけのときどこかへ脱ぎすてようとすると、そのたびに親切な人たちが追いかけてきて届けてくれ、ハリーはしょんぼり。けれどもその後セーターは思わぬことに。
お正月になれば、床の間に鎮座まします「かがみもち」。二段になった、真っ白で大きなおもち。頭にはみかんとおめでたい扇子。堂々として立派なものです。でも、なんだか浮かない顔をしているみたい。「かがみもち」にも悩みがあるのでしょうか。いや、そもそもおもちに「きもち」なんてあるの?
きりちゃんは、初めて、おばあちゃんのおせち作りを手伝うことになりました。商店街で買い出しをしたあと、料理の手順を教わり、おせちのいわれを聞いて……。家族で迎える昔ながらのお正月の楽しさ、あたたかさを、温もりある版画で伝えます。巻末には、おせち料理の由来の解説も。
1月さんから12月さんがそれぞれ住んでいる、12軒のこよみの家がありました。12人はひとりぼっちで住んでいたので、それではつまらないと次々と隣の家の扉をたたいて、一緒に遊びはじめます。そして、12人は一年の変化を楽しみながら、どんどん友だちになっていきます。
『よあけ』の作者ユリ・シュルヴィッツによる美しい絵本。少しずつ雪が降り積もってゆく様子をゆっくりと絵を見せながら楽しんで下さいね。雪が降り積もるのに合わせて、どんどん雪にわくわくする男の子の気持ちも盛り上がっていきます。
冬の日。外へ出かけてみると、雪や氷の、おかしな、ふしぎなかたちが見つかります。こんなかたちが本当にあるの? とページをめくるごとに驚きがいっぱいの絵本。幼児から小学校高学年まで幅広く楽しめる1冊。
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