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きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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島ひきおに

島ひきおに

  • 絵本
作: 山下 明生
絵: 梶山 俊夫
出版社: 偕成社 偕成社の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 1973年02月
ISBN: 9784033300207

出版社のおすすめ年齢:3・4歳〜

みどころ

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出版社からの紹介

人間と暮らしたいと、すみかの島をひっぱって 鬼が村へやってきたが、こわがって誰も遊びません。しかたなく、鬼は隣村へいきますが?

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【田中パパ/パパ’s絵本プロジェクト】
読み進むうちに、怒りとやるせなさで段々と声に気迫がこもってしまう絵本。スタインベックの「二十日鼠と人間」じゃないけど、純朴なものに対する世間の冷たい仕打ちに憤りつつ、それでも何度も読んでみたくなる絵本。お父さんの低くて、静かな声で読むととても効果的だと思うよ。
人間ってずるいなぁと思えば思う程、鬼が不憫でならなくなる。かわいい、とか楽しいとか、ためになるとかじゃなくて、理不尽なこと、納得できないことが燻り続けるような絵本がもっともっとあってもいい、って思う。

ベストレビュー

よくやった おじいさん!

友達との経験値が増えた娘に再読。
ワクワクして聞いていた娘、だんだん静かに……詠み終わっても静かなので目をやると、「もう、なんて悲しいお話なん。涙が出ちゃったやん」

いや〜、「これを読んで『よくやった、おじいさん!』と思う人だっているかもよ」と話したら、「えぇぇ、そんな信じられへん! だってひどいやん!」とお怒り。
よく育っておいでです。
絵本から寝室までゆっくり立ち戻って、じっくり絵を眺めて反芻していたので、昔話における鬼の存在について話しました。
本当に人間を食らう化け物ではなく、忌み嫌われる者、集団と少し違っているがためにのけものにされた者という描かれ方が多いということを。

少しオマセな小2の心に、いろいろいろいろ呼び起こしたようです。
せめて『泣いた赤鬼』のように、同属の友達がいたらよかったのになぁと話し合いました。
うん、友達との関りがややこしくなる3〜4年生からどうでしょう。

ようやくグレーな終わり方の話が楽しめるかな。「おにたのぼうし」いくぞー。
(てぃんくてぃんくさん 30代・ママ 女の子8歳)

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