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りえと弟は、きつねの子たちとなわとびをして遊びました。それはりえのなわとびなのに、きつねの子は神様がくれたというのです。
りえちゃんが公園に忘れたなわとびのひも。
それを弟のけんちゃんと探しに行ったら…。
なわとびをするきつねたち、きつねのりえちゃんとの遭遇。
なわとびのひもをかみさまからもらったととくいなきつねのりえちゃん。
とってもほのぼのとするお話は、まちがいなくあまんさんのものです。
でもっと、ちょっと考えてしまった私です。
酒井駒子さんの絵は、どちらかというと大人うけする絵のように思っています。
ざらついた感じ、すこし硬度のあるタッチは絵本を読んでいる大人を引き込んでしまう魔力を秘めているような感じがします。
そして、この絵本はあまんさんの世界は間違いなく子ども向け、絵を楽しむ大人には酒井さんの画集です。
一冊で2倍楽しめるというと失礼ですが、あまんさんのお話は数多くの方が絵を描いていて、それぞれに個性があります。
どの絵本でもあまんさんの作品は絵と融合した本にしあがっていて、絵を突っぱねないところが魅力です。
酒井さんは、どの作家の絵を描いても必ず自分の世界に引き込んでしまうのが魅力です。
あなたはどのように感じるでしょうか。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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