北海に浮かぶ小さな島チロヌップ。きつねたちと人々の暮らしを、やがて戦争が…。 今こそ伝えたい平和への願い
北海の孤島できつねの親子が平和にくらしていました。しかし、戦争の余波は、その島にまでおよんできたのです。きつねの親子の愛や、野生の厳しさ、人間に翻弄されるきつねたちの悲哀を詩情豊かに描きます。英語版・ドイツ語版が出版され、アニメ映画でも話題をさらった物語。平和への祈りをこめて描かれた絵本。
戦争の絵本として紹介されることもありますが、テーマとしては”共存”の方が強く感じる絵本です。
人間と人間、人間と動物
立場によっては、争ったり、寄り添ったり…
そのことを、丁寧に描かれているので、文学作品として心にしみてきました。
絵も美しいです。
高学年以上向けとは思いますが、子どもたちには、この作品に出会っていろんなことを感じてほしいと思います。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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