子どもは変身願望で頭がいっぱい。そんな元気な男の子と、淡々としたおじいちゃんとのかみあわない会話が何ともおかしい作品。そして男の子がどんなことを言っても振り向かなかったおじいちゃんが、初めて振り向いた時は、思わずニヤリです。 親子、兄弟、友達など子どもをとりまく人との関係はいろいろですが、おじいちゃんと孫の関係は、言葉は多くないけれど特別なものかもしれません。まだ小さくても「ぼくとおじいちゃんは男同志なんだ」という、かわいい意識を感じさせる元気でスケールの大きい絵本です。
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海に来ている孫とおじいちゃん。海辺で遊ぶ孫、でもおじいちゃんは背を向けて本を読んでいるので、孫とは言葉のやりとりのみ。
展開していくことは、読者には絵でわかっていて、おじいちゃんにはわかっていないのがおもしろさを感じる一つでもあります。
高学年向けに向く読み聞かせリストの本で見かけたのですが、園児さんぐらいから楽しめそうな本です。
おじいちゃんの読んでいる本に注目するとまたおもしろいです。SF的な進行もまた楽しい。
何にせよ、絵をしっかり見るとおもしろさが増しそうです。おじいちゃんのとぼけた感じがまたいい味わいです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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