からすのまち、いずみがもりには、からすのパンやさんがあります。
パンやさんの四羽の子どもたちは皆大きくなって、リンゴさんとレモンさんという娘と、チョコくんとオモチくんという若者になっていました。
オモチくんはてんぷらやさんであげものの作り方を教えてもらった後、次は何をしようかと考えていたところ、いずみがもりのはずれの白い畑にたどりつきました。それは、そばの白い花でした。オモチくんは、友達のイソちゃんのおとうさんから、そばの作り方を習います。
習って作った手打ちそばの美味しいこと!こんなに美味しいそばならお店を作って売ればいいのに・・・。
そこでオモチくんは、庭の隅を借りておそばやさんを開くことにしました。
お店に来てくれたお客さんからは、変わったそばの注文が相次ぎ、それに応えていくとどんどん美味しいメニューが増えました。
美味しいそばが評判になると、うどんも食べたい、というお客さんが。さらに、あんなメニューからこんなメニューまで・・・。
さあ、からすのそばやさんの繁盛ストーリーのはじまりです!
1973年に発売され、以来ずっと子どもたちに愛され続けた『からすのパンやさん』。
本作は、その40年ぶりの続編4部作の第4弾です。
子どもの頃大好きだった、自分の子どもと一緒に楽しんだ、そんな大勢の方々の想いと期待に堂々と応える、続きのおはなし。
『からすのパンやさん』では、たくさんの変わり種パンが登場しましたが、本作では子どもも大人も大好きな麺類が70種類以上も登場します。
美味しそう!を一緒に楽しむ幸せな時間を、どうぞ楽しんでください。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
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